''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

めばるの煮付けを食らうより。

昨日は、夏のような暑さでしたね。
今は、少し雲がかかっています。
今日は、夏至でしたかね。
一年で一番太陽の昇っている時間の長い日ですからね。

太陽の光の恩恵が、裏庭のトマトにまで、指しています。
驚くくらい成長しています。
すっかり、プチジャングル状態です。

今年の長雨には、少し閉口気味です。
梅雨明けも早い予感がします。
まだ、7月までには間があります。

梅雨が明けたら、梅干の土用干しが待っています。
梅干の今年の出来を、左右する瞬間でもあります。

この時期、暑い暑いという時期ではありません。
しかし、仕事場では、安易に冷房を付けようとする方もおいてです。
この時期に、冷房入れたら、夏の本番にはどうするつもりでしょうね。

今年は、東日本大震災の影響で、どこもかしこも、節電の風潮です。
どんな夏になるのやら、不安になります。
エコな我が家の貧家では、長屋暮らしの為、よく風が通ります。

暑い暑いと言いながら、発泡酒でも日本酒でも呑んで過ごせるなら、この上もない涼を感じられます。
しかし、まだまだ暑さには準備が要ります。

この時期は、発泡酒も美味いですが、日本酒の常温、つまり「冷」のうまい時期です。
冷と言っても、冷酒ではありません。
常温の美味さです。

こんな常温の冷には、この時期酒の肴に困りません。
冷奴も美味いです。
漬物でもいけます。
刺身でも、焼き魚でも、日本酒の持ち味を遺憾なら発揮してくれます。
イメージ 1

先日、スーパーで、いい「めばる」が手に入りました。
それならと、めばるの煮付けで一杯呑みたくなりました。
私ぐらいの中年男になると、意外に魚が好きですね。

焼き魚もいいです。
しかし、時に煮魚も食べたくなります。
お袋の味と言えば、煮物と煮魚、それに味噌汁を思い浮かべます。

特に煮魚はいいですね。
めばるの煮付けも、少しこってりとした甘辛いくらいの味にして見ました。
鰈(かれい)などの煮魚なら、水とみりんと醤油の比率は、6:1:1の割合です。
今回は、少し味を濃い目に、5:1:1くらいのして見ました。

以下では、水を出汁に置き換えて下さい。
ヒジキなどの煮物は8:1:1 と八方出汁です。
天つゆには、4:1:1くらいが標準ですね。
湯豆腐のタレには、 3:1:1が基準です。


アルミの落し蓋をして、最後に、煮汁を魚の上にかけまわします。
乳化させるといいですね。
魚の油と、出汁の乳化です。
煮詰めた煮汁がとろりとして来ます。

臭み取りに、しょうがのスライスは欠かせません。
これがあるとないとでは大違いです。
鰯のように、梅干入れて煮てもいいかもですね。
ネギを一緒に煮込んでも良かったですね。
もちろん、付け合せにして頂きます。

7~8分で完成です。
それで味が染込むって聞かれますが、味は染込みませんよ。
フランス料理のソースのようにして、めばるの身に煮汁をつけて頂くます。
さっと煮て手軽に出来る煮魚です。

これには、日本酒の「冷」が合います。
うまいです。
蒸し暑い分、塩分が必要です。
体が塩分を求めます。

塩分と言えば、味噌汁でしょうね。
郷里播州では、味噌汁の出汁と言えば、いりこの煮干です。
これが私の味噌汁の原点です。
これに刻んだ青いネギが入れば、完璧です。

夏場の味噌汁は、熱中症対策ですからね。
これなら取れそうです。
毎日、煮魚は無理ですからね。

塩は、体にとって必要不可欠です。
塩は、えんとも読めます。
えんと言えば、「縁」です。

私には、ありがたい仏縁を頂けています。
ありがたいことです。
仕事の終わり、一日の終わり、そっと手を合わせています。
今日も生かせもらったことに感謝です。

複雑に絡んだ縁は、良縁だけではありません。
時に悪い縁もあります。

しかし、そんな悪い縁を引き寄せないように、仏縁が良縁に繋げて下さいます。
悪い縁を断ち、いい縁を結ぶのは、現世の修行です。
そのためには、悪い行いをせずに、いい行いをするということですね。

分っていても、なかなか出来ないことでもあります。
それが日々の暮らしの修行です。

時に、疲れた気持ちを月を見て、花を見て、そして、四季の中で暮らす喜びを見つける。
それによって少しは心が平穏になります。

幸せは、日常の生活に落ちています。
拾うか、拾わないかです。
小さな幸せや喜びの先に、もっと大きな幸せが待っているように感じます。

季節、季節の旬を楽しみ、それらを食らう。
人のして幸せが、ここにあります。
自然とともに、自然を感じながら生きていけるのは、至福です。

ありがたいです。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らすを旨としています。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、今日太陽のように長い話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。