''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

歩こう会、世界遺産・宇治上神社へ向かってより。

朝から、強い日差しですね。
昨日は、和歌山でも強い地震があったようですね。
東日本大震災の余波ではないかと、不安になります。

専門家は、こぞって影響や関係はないと言われています。
さて、そうでしょうかね。

プレートの上に、日本があると言っても過言ではありません。
それも大きないくつかのプレートの上にある。
地震大国です。

和歌山と言えば、関西ではすぐに南海、東南海の地震と関係させます。
阪神淡路大震災の記憶も、まだ新しいです。

しかし、大阪に大津波や壊滅的な地震が来るとは、思っていない方が多いです。
たぶん、大丈夫と言うのが、関西人の資質です。
明るいと言えば、それまでですが、備えが無いものも関西人の特性です。

京都に住まいして、もうずく26年が来ようとしています。
地震というイメージが薄いです。

阪神淡路大震災の時は、大変揺れました。
立っていられない位の強い揺れでしたね。
住んでいたマンションにも大きな亀裂が入っていました。

京都といえば、1000年も続く都ですから、防災にも強いはずと思っていましたね。
そんなことはないですね。

今やっている大河ドラマ安土桃山時代にも、大きな地震がありました。
太閤秀吉公の造った伏見城が崩壊した事実もあります。
あんなすごい城が崩壊するのですから、その被害は甚大でもあったようです。

天下統一した天下さまでも、震災なんどの天災の前では、人の力は希薄です。
何かにすがる気持ちもよく分ります。
それは、現代も、平安の御世も同じです。

昨日の続きです。
定期的に開催しています歩こう会で、宇治に行って来ました。
花の三室戸寺から、源氏物語ミュージアム、そして、歩いて数分で、世界遺産宇治上神社です。
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宇治市には、もう一つの世界遺産・宇治の平等院があります。
京都府には、17の世界遺産がありますが、その中では、「えっ?」と感じるのが、この宇治上神社でしょうね。

敷地も、家の近くにあるような神社さんです。
住まいします氏神さまの藤森神社さんの方が、立派に感じるひっそりとした神社です。
もちろん、本殿と拝殿(写真)が、国宝に指定されています。

世界遺産と聞くと、もっと凄いものかと感じたのが、一番最初に来た時の印象です。
私は、これで2度目の参拝です。

宇治上神社の特徴についての記載です。
宇治川の東岸、朝日山の山裾にあり、神社建築では、日本最古の本殿である。
拝殿(国宝)は、鎌倉時代前期に伐採された桧が使用されており、鎌倉時代の優れた建物遺構。
本殿(国宝)は平安時代後期に伐採された木材が使われて、一間社流造りの三殿からなる。左右の社殿が大きく中央の社殿が小さい。(京都府ホームページ参照)

明治維新までは、近くの「宇治神社」とあわせて「宇治離宮明神」とされていたようですが、創建年代などの起源ははっきりしていない。
日本独自の社殿の形式や、当時の木材をそのまましようされていたことに、価値があるようです。

こじんまりとした裏には、静かな佇まいの森がありますね。
心静まる雰囲気が楽しめますよ。
それに、境内にある湧き水は桐原水と呼ばれ、宇治七名水の一つとされているようです。
(Wikipedia参照)

周りの風景、宇治川へ向かう道すがら、このまま平等院の方に歩みます。
この日は、それほど日差しも強くなく、森の中を歩いたのか、風がよく通っていました。
穏やかな散歩になった感想でした。
宇治川の水流れも、涼やかに感じます。

最近、世界遺産の遺産と言えば、韓国ドラマ、『イ・サン』でしょうかね。
日曜の遅い時間ですが、録画もしながら見ることもあります。

韓国の王族の話になります。
主人公のサンが、世継ぎとしての成長と苦悩を表しているドラマです。

「聖君となるため、王がすべき最も重要なことはなにか」、それが命題でもあり、実行すべき姿ですね。
聖君や王を人に代えると、誰でもに共通すべき問いかけなりますね。

書店に行けば、この「イ・サン」の特集の本が、たくさん売られています。
今や、韓流ブームですね。

それにして、茶母(タモ)のソンヨンは、愛くるしくて健気でいいですね。
子供の時に、サンとテスと三人で誓った約束を、大人になっても守ろうとしています。
ちょっと三の線のテス、それにテスの伯父さんタルホが、いい味を出していますよね。

王族の話に、陰謀付きまといます。
韓国の王族だけでなく、日本の皇族も同じですね。
幾多の悲劇や陰謀に、命が散っていきます。
現代より、死というものが身近でしたからね。

神というものが、もっと身近に感じられたと思います。
宇治の地は、浄土の世界でもあります。
西方浄土阿弥陀さまの仏教世界、その東は、神の世界かもしれませんね。
多くの神社が、宇治橋の周りに存在します。

生きているのでなく、生かされているという実感が、人の生きる内容を充実させてくれると感じますね。
現世は、仮の「空」でもあります。
仏法世界では、空という輪廻の中に魂が住しています。

悪い縁もたくさんあります。
その悪い縁に引っかからないようにしないといけません。
現世だけでなく、過去世やその前の過去世の悪い縁を断ち切ることが必要です。

神仏に手を合わせて、それらの縁を断ち切ることですね。
その為には、悪い行いをせず、いい行いをすることですね。

現世の修行は、死ぬまで続くわけです。
一つ一つ、歩みを進めるわけです。
それが、いずれ長安に通じていると信じています。

ありがたい仏縁を頂けたことに、感謝しています。
ありがたいです。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らすことを祈ります。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、胃酸で胃が痛くなるような長い話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。