''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

酢飯のおにぎりを食らう。

暑いですね。
夏ですからね。
そう思っても、外はうだる様な夏の空と日差しです。
夏が来たと思える休日です。

家でだらだらしています。
先週は、土日とお外(柴淳風に)に居ましたから、ちょうど体を休めるのにいいです。
先週の日曜は、昨日の記事の通り、長居の植物園で過ごしました。

池があって、そこに蓮の花が咲いている。
ベンチに腰掛けて、しばし景色を眺める。

風があって、心地よいです。
同行カメラマンからの差し入れです。
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私の大好物な酢飯のおにぎりです。
上に、タコとうなぎ、金糸玉子と大葉の刻んだものがトッピン具です。
甘さ加減が絶妙です。
食べよいようにラップに包んでいます。

皿替わりに、ウェッジウッドのハンカチです。
これを見るといつも思うのは、有間皇子の物語です。

「家にあれば 笥(け)に盛る飯(いひ)を草枕  旅にしあれば 椎(しい)の葉に盛る」
意味(我が家なら、器に食べ物を盛るのに,今は旅に出ているので椎の葉に盛っている)

万葉集に残されている有間皇子作の歌で,捕らわれて紀の国に護送されるとき詠んだ和歌と言われています。

旅先では、椎の葉が皿替りです。
何とも切ない歌です。
こんな贅沢なご飯ではなかったはずです。

うまい。
何度食べても飽きないうまさです。
鰻のタレが、酢めしとよく合います。
ご馳走様です。

酢めしと言えば、寿司ですね。
寿司は夏の季語だと聞きます。
酢がご飯の傷みを防止してくれるので、夏には持って来いです。
酢が食欲も増進させてくれます。

それ以上におにぎりにすると、食べよいですね。
池波正太郎氏の梅安に出て来る料理をまとめた『梅安料理ごよみ』(佐藤隆介・筒井ガンコ堂編)の中にも、焼おにぎりが出てきます。
その中で、米ほどうまいものはないと佐藤隆介氏は述べられています。
なるほどです。

にぎりめしも小さくすると酒の肴になると書かれています。
なるほどです。
もちろん、有り合せのもので、胡麻、ちりめんじゃこ、たらこ、塩鮭、味噌、醤油、たくあん、梅干、青じそ野沢菜、焼き海苔、削り節、ふりかけ、佃煮などなど、10種類を越えるおにぎりが楽しめます。

その数は無限ですよね。
小さく作れば、酒の〆に山盛り出しても、食べられる不思議な食べ物です。
日本人に生まれて良かったと思う瞬間でもあります。
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すこし前に、秘密のケンミンSHOW ヒミツのごちそうとして紹介されたおにぎりがあります。
宮崎県民北浦町に住む方のお弁当は「ハム巻きおにぎり」が定番、というのです。
運動会や遠足のお弁当には、「ハム巻きおにぎり」が、必要不可欠のようです。
大人から子供さんまで、これが大好きといいます。

先日スーパーで、マルハのこのハムを見つけました。
おにぎりにはしていませんが、酒のつまみに頂きました。
魚肉のハムで、ありそうでないハムです。
商品の廃盤が決まっていたのが、この番組の紹介で、生き残りました。

味は、至って素朴な魚肉ハムです。
食べた事がない味です。

ハムといえば、子供の頃には、丸くて周りの淵が赤いハムが定番でしたね。
目玉焼きのハムエッグは、このハムでしたね。

今や、ロースハムが定番しています。
子供の頃は、ロースハムと言えば、お正月のオードブルぐらいのご馳走でした。

今では、ごく普通に使っています。
ハムサラダもうまいです。
でも、ご飯にはありません。
まして、おにぎりには考えも付かないですね。

でも、この魚肉ハムなら、おにぎりの味を損なわないですね。
不思議なおにぎりが出来上がります。
母の手、つまり、掌(たなごころ)で握ったおにぎりは、至福の味です。

毎日、仕事場におにぎり持参しています。
中身は梅干です。
ふりかけ、ごま塩が定番です。

これがうまいです。
すこし暑いですから、塩を強めにしています。
塩分不足を解消です。
夏場には、塩分が熱中症を予防してくれます。

ありがたい食べ物です。
元気で暮らせることは、ありがたいです。
それも仏さまのありがたい仏縁にお陰さまと感謝しています。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らすを旨としています。

今日も明日も、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、甘酸っぱい話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。