''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

伏見の名店、栄泉堂の水まんじゅうより。

暑いですね。
ムシムシしています。

玄関のした打ち水が、すぐに乾きます。
貧家の中を通る風も、生暖かいですね。
涼というには、及びません。

そんな時、体から涼を得たくなります。
特に涼しげな食べ物で、涼みたいです。

伏見の名店・御和菓子司「栄泉堂」の水まんじゅう(140円)を、日曜日に買い求めました。
なかなか1人で和菓子を食べるには行きませんね。
一つと言って買い求めることは、少し恥ずかしいです。
3つと言えば、頼みやすいです。

日曜日の差し入れに来てくれた同行カメラマンとなら、3つは食せます。
もちろん、私が2つ食べます。
水まんじゅう、単純ながら、その技が光ります。
店には、同じような葛を使った涼しげな菓子が、陳列されています。

しかし、定番と言えば、水まんじゅうです。
いつものお気に入りのはまぐりの中皿に、盛り付けました。
3つは、多いので、2つでちょうどです。
イメージ 1

まわりの葛の部分が大きいです。
それでいて、周りの葛に塩気があります。
笹の葉に来るんであって、葉の香りもいいですね。
プラスチィックじゃありません。

餡の加減が、職人の技です。
上手に餡が仕上がっています。
日本人であることに感謝すら、感じる瞬間です。

塩気のある葛と食感と餡の食感、それに塩気と甘み、これらが織り成す食の対比が、たまらなくいいですね。
葛の食感が、口の中の上あごにも当ります。

この感触の心地よいこと、心地よいことです。
和菓子の甘みだけでなく、上あごに当る食感も美味しさの一つです。
甘みという、和菓子の旨みのほかに、食する楽しみ、季節感がいいですね。
大人の和菓子です。

うまい。
旨い。
美味いです。

心に涼の風が吹いた心持です。
涼やかですね。
外の暑さも何処へやら、食べた余韻が長いこと、長いことです。

同行カメラマンに、これじゃ、提灯記事と揶揄されても気にしません。
140円でこれだけ幸せになれたら、言うことなく、幸せです。
うーん、至福です。

チープな幸せと笑われてもいいです。
自分に合った分があります。
日々の暮らしの中で、嫌なことも辛いことも多いです。
それも自分の分にあった暮らしです。

日々の暮らしの中で、ささやかな「よかった」を探せる術を会得しています。
ありがたい仏縁に出会えたお陰です。
ありがとさんと、感謝です。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいと願っています。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、餡(1)、どう(2)、 撮ろうぁ(3)、と考えながらの記事に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。