''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

安立の炭火焼き鳥「きらく」で涼むより。

暑いですね。
午前に久しぶりに肩首の治療に、マッサージを受けて来ました。

今日は、大当りです。
いい先生に当りました。
丁寧な女性のF先生です。

体を揉んで貰いながら、食べ物談義に花も咲きました。
この先生の話を聞いて、道八の中華そばを食べに行ったくらいです。
それも、話を聞いてすぐに、そのまま道八に向かいました。
話を聞いて病院を出たから、食べるまで、20分もかかっていません。

京都伏見出身の歌手・倖田 來未さんも、紹介されているお店としても、有名のようです。
庶民的なお店です。
それを紹介するとは、倖田 來未さん、なかなかの親しみやすい方ですね。
私の行く店には、この姉妹の写真が張られていることもありますね。

庶民的な町には、その地に合う名店があるものです。
大阪夏の小旅行に、日本橋、新世界辺りを見学した記事を、今週を書いています。

定宿・みかだにチェックインして、すぐに風呂に入り、すこし涼んで、向かう先は安立の名店・炭火焼き鳥「きらく」です。
阪堺電車、南霞町が一番近いアクセスです。

阪堺電車は、大阪にあって路面を走る電車です。
道路の真ん中を、車などと一緒走ります。
明治43年から走るこの辺り、足ですね。
ワンマンのバスみたいな電車です。

このまま、住吉神社を通り過ぎる辺りに、安立町があります。
ここから、5分もかかりません。
すでに何度もお邪魔していますので、第四位の故郷ぐらいの感覚です。
三番目は、やはり「ええとこだっせ」の京橋です。

足が勝手に「きらく」に向かいます。
すでに午後6時ですので、開店していました。
私が一番の客です。
毎回そうです。

久しぶりに「きらく」さんお会い出来ました。
私のブログに、一番最初のコメントをして下さった方です。
言わば、ブログの恩人ですね。

恩人だからと言って、提灯記事は書きません。
京都からでも、食べたくなる味があります。

まずは、ビールです。
ビールは、キリンかアサヒかを、チョイス出来ます。

私はキリンにしました。
口が、キリンでしたからね。
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付きだしに、塩したきゅうりとボイルした鳥の合わせ物が出ました。
アクセントに黒胡椒がいいですね。
塩の塩梅もいいです。
夏にあわせて、少し強い目の辺りです。
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私は、おまかせの串10本(1200円)を注文です。
最初に出たのは、つくねと砂肝です。

つくねが絶品です。
口の中に入れると解けます。
ちょうど、鮨のごはんのようです。

肉団子では、ありません。
つくねですね。
一度ボイルして、そのままスープにつけた味の濃いつくねです
これが炭火という魔法の調味料で、焼き鳥のつくねになります。

うまい。
美味いです。
これを食べに来た価値はあります。

余りの美味しさに、写真を撮るのを我慢できず、口に入れてしまいました。
ブロガーとしては、失敗です。
心を制することが、出来なかったのですからね。
それくらいの美味いです。

世の中には、もっとうまいつくねもあると思います。
しかし、一本1000円もする特別な鳥のつくねならいざ知らず、庶民的な価格でこれだけ美味いつくねは、なかなかお目にかかりません。
庶民的な気楽に頂ける焼き鳥だから、出来ることです。

ここのつくねは、味だけでなく、鳥の臭さもなく、鳥の香りがいいです。
鼻腔に抜けるつくねの香りがいいですね。
下処理の仕事が光ります。
炭の力も加味されて、旨みの相乗効果です。
ここのつくねを食べるために、また来ますよ。

続いて、「心残り」です。
心残りとは、きらくの主人の命名です。

心臓の横にある臓器を、一串にしたスペシャルな焼き鳥です。
大変手間を食らうと思います。
一日、数本限定です。
肉のようなレバーのような、はたまた心臓のハートのような独特の風味をタレで仕上げています。

美味いとか、不味いとかでなく、尊い味を感じます。
生きる為に、鳥を食らう。
されど、食材を無駄にすることなく、すべてを食らう。

生きるとは、食らうことです。
仕込みの手間を食らうような気持ちです。
料理人の気持ちを食した気分です。
感謝の気持ちです。
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このあと、私の大好物、プチトマトのベーコンを巻いた串は、私のトマトへの誘いを強くした一品です。
大好物と言うことで、2本焼いて下さいました。
かけるは、タバスコです。
ここで、タバラーになりました。

炭で焼いたトマトとベーコン、これにタバスコの酸味が、三位一体となって、驚くべき味になります。
熱々のトマトから、ジュースが飛びします。
火傷しそうですが、美味いです。

横にある串は、カッパなんこつです。
不思議な、コリコリした食感ですね。

トマトもこの一串がきっかけで、裏庭にトマトを作っているくらいです。
サラダも美味いが、火を入れたトマトも格別です。

そのあと、せせり、ももの梅肉添え、ねぎ間、カッパなんこつなどいろいろな串が頂きました。
手羽先のピリ辛揚げも、ごまの風味がアクセントになり、これまた美々です。

この串の辺りから、日本酒に移りました。
呉春を呑みたかったのですが、切れていたので、久保田の百壽にしました。
この時期には、お店も15人を越えていましたので、エアコンも強い目にしてあり、夏と言うのに無理言って燗酒です。
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店内には、韓国のマッコリが置かれていました。
テレビのCMで見たことのあるイケメン君のマッコリです。
呑んだことがなかったので、いろいろと話をしていると、小さいグラスの試飲されて頂きました。

初めて呑む食感に、アルコールが強めです。
最初に家でなく、大阪で呑むには危険です。

ここは、この一杯にして気分をハイにして、カシスソーダーをオーダーです。
氷抜きでオーダーです。
いやはや、いやがらの悪い客となりましたね。

氷が入ると体が、以上に冷えます。
貧家の住人には、エアコンに慣れていません。
最後の〆にごはんです。
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鳥雑炊(400円)です。
鳥スープの深い味わいと、付き添えの漬物の豊富さに、毎回〆は鳥雑炊です。
いつもながら美味いです。
鳥と玉子の親子の絆といい、海苔の風味といい、堪りませんね。

ビール2本に、久保田の百壽、カシスソーダー、それに串10本と突き出し、手羽ピリ辛揚げ、じゃがバター、これに鳥雑炊食べて、〆て4000円と大変庶民的な値段です。
家が近くにあると、週に4度は来てしまいそうです。

家族連れが多いのも分ります。
久しぶりに、きらく夫妻逢えて、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
ご馳走様でした。
ありがとさんです。

生きている、生かさせ貰っていると実感できる時間を過ごせました。
これもありがたい仏縁です。

「妙法華経」の中、安立行(あんりゅうぎょう)大菩薩さまという名の菩薩さまで、経典に登場されます。
上行大菩薩と一緒に、地上に出て来られる菩薩さまです。

何かの縁が、この安立とはありそうです。
地名は、昔の名医の名が由来のようです。
それでも、ご縁はありますね。
ありがたいことです。

このまま、この日はみかどに停泊です。
安心して帰ることが出来ます。

日頃の嫌なことも、離れることが出来ました。
心の三毒も廃し、心穏やかに過ごせました。
ありがたいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、お気楽な話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。