''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

深夜食堂 第二話 「猫まんま」より。

朝から雨降る京都伏見の地です。
遅い帰宅した直後に、いよいよ雨が本降りになりました。
雨にも当らずに家まで着けたのも、観音さまのお蔭です。
ありがたいことです。

人の運とは、いろいろです。
いい時もあれば、悪い時もある。
折角のチャンスを与えられても、いい時もそれほど続かないことも多いです。
人の運命、人生不思議です。

貧家は、地デジ化していません。
ですから、遅く帰宅後も、テレビは見れません。
その代り、NHKのオンデマンドや、ギャオなどで、番組を見ています。

昨日も、ギャオを見ていると、気になる番組が、目に止まりました。
深夜食堂』です。
今パート2やっているようですね。
主演は小林薫さんです。
私には、NHKドラマ『イキのいい奴』、どうもすし屋の大将のイメージですね。

でも、こちらの深夜0時から朝7時頃まで、営業している食堂の大将も、なかなか様になっています。
私も大好きで、いいドラマです。

ギャオで、210円支払い、第二話「猫まんま」を見ました。
なかなかいい話です。
この話のもう1人の主人公は、田畑智子さん演じる売れない演歌歌手・千鳥みゆきです。

朝6時半頃、突然店にやって来て「鰹節ある?」とそう言います。
猫まんま」が食べたいと言います。

この深夜食堂は、お決まりのメニューは、豚汁定食(600円)だけです。
後、ビール、日本酒、焼酎の酒類だけです。
それも、酒類はお1人様3本までと制限付です。
裏寺町通りの「たつみ」みたいですね。

それ以外の材料があれば、作ってくれます。
そんな形式の食堂です。

鰹節を、その場で、手を削って、猫まんまを作ります。
主人も食べたくなったので、「時間ある?」と尋ねると、ごはんを炊いて、熱々ごはんに鰹節載せた本格的な「猫まんま」を出してくれました。
イメージ 1

こりゃ美味そうです。
私も食べなくなり、作りました。
ごはん焚いて、熱々の猫まんまです。
(作るという程の料理でないって? 意外に気を使って作りました)

持ち歌は、『人生行きあたりばったり』です。

♪生きあたり~ばっかりよ。子供の頃から大人になっても 行きあたりばったり~

これじゃ、売れなさそうな歌です。

何ゆえか、知らず知らずに口づさみます。
その世界にはまっていますね。(笑)

主人が、ポスターを店に貼って、店内でもCDを置きます。
常連さんの前で歌うこととになり、ミニコンサートです。
その中に、常連さんの作詞家の先生もいましたね。
ここからが、人生の転機です。

歌を聴いた先生が、その声からイメージして、作詞してくれました。
その曲も『まよい猫』です。

♪恋を忘れたホステスの 膝に抱かれて聞いている 昔の男のぐち話 夜の新宿 まよい猫

これが大ヒット、あれよあれよと、紅白確実のスポーツ新聞の見出しになるくらいの勢いです。
ここが人生の不思議なところです。

絶頂期に、病で倒れます。
そのまま、黄泉に旅立ちます。
その度立ちの1ヶ月前に、突然その千鳥みゆきが、深夜食堂に訪ねます。

姿も病院から抜け出した感じですね。
でも、本人ではなかったようです。
気持ちだけが、そこに訪れたのです。

深夜食堂に行って「猫まんま」食べたかったのでしょうね。
無念が残る感じが何とも切ないですね。
田畑智子さん、私の好きな女優さんの1人です。
少しだけ縁もありますね。

田畑智子さんが、猫まんま食べるのも不思議なイメージです。
ご実家は、祇園の有名料理屋鳥居本の娘さんですからね。

家では、そんな物は食べなかったはずです。
それに、鰹節をかける猫まんまは、関西でなく関東から東北の東日本です。
関西から西は、猫まんまと言えば、味噌汁ごはんを指します。

そんないいとこの娘さんというイメージを打ち消して、売れない演歌歌手と、大ヒットしたけどスター気分で無かった自分と、ギッャプに疲れたのかもしれません。
でも、精一杯歌う姿は、何ともいい演技です。
健気(けなげ)に、素朴に、この頑張っている女性を演じさせたら、田畑智子さんに適う女優さんはなかなかいません。

もしいるとすれば、菅野美穂さんくらいです。
『雲の上の坂』の律さんですね。
こちらも、けなげです。
すこしタイプが違う気がします。

田畑智子さんのドラマは好きですね。
ほっとします。
元気が出ますね。

猫まんま、日常ですね。
特別なご馳走でなく、日常食事の中に、しあわせを見つけられることに共感します。
ありがたいです。

ありがたいことに私は仏縁を頂いています。
昨日も、観音さまのお力にすがりました。
事なきを得て、上手く行きました。
ありがたいと感謝の気持ちと手を合わせましたね。

花を見て、月を見て、猫まんまを食らい、酒を呑む。
至福ですね。
ありがたいです。

心の三毒を廃し、心静かに安穏な暮らしを、願います。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、行きあたりばったり、そのまんまの話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。k