''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

何だか、「ふぐのひれ酒」が呑みたくなって より。

朝から、雨降りの京都伏見の地です。
久しぶりに、朝からの本降りです。
パラパラしていたことは、時々ありましたが、本降りの久しぶりに感じます。
冷たい雨です。

昨日、遅い帰宅時に、突然私の口が、ふぐのひれ酒になりました。
あの香ばしいお酒の匂いが突然、脳裏を過ぎったのです。
帰宅の途中に、深夜までやっているスーパーがあります。
ここに、ふぐのひれ酒を売られています。

それなら、肴もふぐにしました。
ふぐと言っても、毒のない白サバふぐです。
それも、一夜干になったタイプです。
グリルで焼くと、すぐに焦げるので、フライパンで両面に色を付けるくらいに焼きます。

うーん、ふぐの香りです。
このふぐの焼き物と、ふぐのひれ酒です。
ふぐのひれ酒は、黄桜・「ふくのひれ酒」(320円)です。
それも、下関の春帆楼の虎ふくのひれ付きです。

下関辺りでは、「ふぐ」と濁らず、「ふく」と発音です。
幸福(こうふく)の「ふく」です。
縁起のいい魚です。

ふぐ料理も、この下関の春帆楼から始まります。
ふく料理公許第一号の名誉です。
それまで、ふくは禁魚でした。

それが、伊藤博文公により、解禁になった。
その一号店ということになります。
店の名も、伊藤公の命名とも、パッケージに記されています。
伊藤公も、もちろんふく好きですね。

私も大好きです。
しかし、なかなか食せません。
早く、がんこでも、ふぐフェアーやってもらいたいです。
もうそろそろやっている頃でしょうかね。
忘年会は、ここでふぐ鍋です。

それまでのつなぎは、白サバふぐの一夜干と、ひれ酒で我慢です。
いえいえ、我慢ではありませんね。
大変なご馳走です。
これでも、充分に美味いです。
贅沢です。
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白サバふぐも、ひれ酒もうまいです。
大満足です。
もちろん、一杯で済むはずもなく、つぎ酒も注いで、二杯目のひれ酒です。
うまいです。

ささやかな幸せが、ここにあります。
それにしても、今里の樽のひれ酒には、及びません。
あれは、絶品です。
今でも口の中に、舌に残ります。
鼻腔に抜ける香りが、脳天に刻まれています。

宝くじでも当てて、大阪の京橋辺りのマンションにでも、暮らせば、今里も京橋も天橋もすぐに行けます。
夢のまた夢です。
でも、宝くじは買います。
買わないと、当りません。

そんな美味しいものは、ハレの日の特別なご馳走です。
日常は、いえいえ、特別な日常の贅沢には、このヒレの酒で充分です。

この美味しいひれ酒で、また数日頑張れます。
気持ちよく、生活出来ます。
ありがたいです。

ありがいことに私も仏縁を頂いています。
日々の暮らしの中で、ささやかな幸せを拾う術を得ました。
目線を下げて、見える「妙」な世界が幸せです。
ありがたいと感謝です。

花を見て、月を見て、白サバふぐの一夜干を食らい、ひれ酒を呑む。
至福です。
ありがたいです。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたい、それが願いです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈ります。

最後まで、尾びれ背びれの付いた話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。