''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

紅白の対比した「マーボー豆腐」の味わい より。

朝から、いい天気の京都伏見の地です。
晴天が続いています。
その分、朝晩の冷えもありますね。

遅い帰宅に、何か温かいものでも食したくなります。
寒いです。
もちろん、熱い燗酒もありがたいです。

温かい食べ物はと言えば、やはりこの時期鍋ですね。
家には、簡単な鍋の用意はあります。
豆腐も多い目に用意しています。
大抵、豆腐は木綿豆腐を使っています。
ある程度豆腐に、食べ応えがないと、美味しく感じない私の味覚です。

たまには、絹ごしの味わいもいいですね。
それじゃと、絹ごし豆腐も冷蔵庫に残っています。
そう言えば、マーボー豆腐のお手軽な素が残っていました。
あれを使って、マーボー豆腐を作りました。
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辛さも適当にあり、それでいて、豆腐が熱々です。
上に乗せたネギもよく合います。
なかなか美味いです。
私の口にはよく合います。

豆腐の白に対して、マーボーの赤、何とも縁起のいい紅白の色合いです。
何やらめでたい感じです。

300年以上前の15日未明に、亡君の恨みを晴らした話は、昨日書きました。
さぞや、寒かったことでしょうね。
寒空の中、暖もないで、戦い続けていたわけですからね。

まだ、刀を持って戦えば、何とか体も温かいです。
大将・内蔵助殿、副将・嫡男主税殿以下、表門、裏門を見張る参謀役は、じっとその場に待機しています。
体も芯から冷えたことでしょうね。
本懐を遂げるの一念の凄さです。

吉良の首級を上げて、主の眠る泉岳寺に、皆で報告に向かいます。
その泉岳寺では、温かい粥の接待があったと聞きます。
風呂の用意もあったようです。

その暖の温かみは、天にも昇るこころであったでしょうね。
本懐を遂げられた武士の満足です。

ささやかな祝いの紅白です。
それに引き換え、吉良家は黒白の末路となりましたね。
同じ色組み合わせながら、黒と赤、両極対比が、歴史の中に続きます。

義士の一人、岡野金右衛門は、この時の気持ちを和歌にしています。
「思いきやわが武士の道ならで かかる御法の縁にあうとは」

それも、やはり縁ですね。
この場合、いい縁があったようです。
神仏のご加護があったのでしょうかね。

ありがたいことに私は仏縁を頂いています。
日々の暮らしも、この縁を通して、目線を下げて見ると、ささやかな幸せが見えます。
ありがたいと感謝して暮らせます。

命の遣り取りのなかったこの時代に、生を受けたこともありがたいです。
何かの縁があり、今ここに生かしてもらっています。
生きているのでなく、生かさせてもらっています。
謙虚に生きれることが、幸せです。

上を見ても、下を見ても、キリがないです。
自分の身の丈にあった暮らしが、ありがたいです。

花を見て、月を見て、マーボー豆腐を食らい、酒を呑む。
至福です。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。
それが願いです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、紅白に繋がる色の話、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。