''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

正月祝いの膳で、まずは一献 より。

今日は朝から雨音で目が覚めた正月2日でした。
関西は、雨模様だったようです。
それでも、今日は大阪天満宮に初詣しました。
雨のお蔭か、境内に入ることが出来ました。
幸運でしたね。


この記事は後日にします。
まずは、正月元旦我が家の祝いの節振る舞い料理です。
俗に言うお節ですね。
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まずは、お屠蘇の祝いの酒です。
古来、祝いの酒は冷やです。
冷やと言っても、冷酒でなく常温です。

益々栄えるように、朱塗りの枡を使いました。
祝いの膳の箸も、用意です。
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一の膳を用意です。
鰤の塩焼きと黒豆、それに紅白のナマスです。
鰤に箸を付け、祝いの酒を口に運びます。

照り焼きにせずに、酒に合うように塩焼きです。
塩の塩梅も幾分強い目で、酒には合います。
それに対比したように、黒豆の甘さのコントランスが冴えます。
その上、紅白ナマスの酸味と甘味の味のハーモニーも、酒の味を一味上に感じさせます。

祝いの酒なので、こちらは松竹梅の特選を用いました。
きりりとしたピンと張り詰めた舌触り、喉越しと祝いの酒には、ちょうどよかったです。
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次に、二の膳です。
こちらは、白の蒲鉾に、たたきごぼうに、隠元豆の胡麻和えです。
こちらも、酒の肴に、魚は外せません。
白い蒲鉾と、朱塗りの盆皿の色合いが、何ともめでたいです。

少し上等な蒲鉾の練り物の歯ごたえ、たたきごぼうのシャキシャキした食感、それに隠元豆の程よい硬さ、出汁と白胡麻を利かせた一品です。

シンプル・イズ・ベストです。
何も足さない、何も引かない、純粋に酒の味わいを楽しむ。
口中に広がる無限の味と食感が、酒呑みの気持ちを高揚させます。
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ここで、雑煮の登場です。
雑煮は、臓器を温める滋養強壮のある食べ物として、正月に欠かせません。
五臓六腑を温める古式からある汁ものです。
酒呑みにも、この雑煮の美味さはいいですね。

白味噌ベースに、丸い餅、一寸ほどの白葱、それに輪切りにした金時人参、食べよい大きさにカットした白菜、白いかまぼこ、それに緑の隠元豆を、花びら餅のごぼうに見立て、三色彩られた一椀です。
餅が美味いです。
白味噌と、餅の饗宴です。

二杯もお替りしました。
どんなだけ、餅食べるのかって、合計6つ頂きました。
美味いです。

人並みに、正月気分を満足に味わえた喜びを感じます。
これが、この年最初の食事です。
ささやかな幸せを感じます。
この一年も食に困らないようにと、祈ります。

お重にするほどの料理は出来ませんでしたが、祝いの気持ちに変わりありません。
お節とは、神が降り立つ節日に、皆と共に食事をする大切な儀式です。
どこにでも手に入る食材で、お節の祝いの膳をこさえます。
最近は、料亭のお節を買い求めることも、珍しくありません。

それもいいです。
しかし、少しの工夫でそれなりの祝いの膳が出来たことが嬉しいです。
知恵を使えば、節約も出来ます。
その浮いた分を、違うところに当てます。

ありがたいことに、私も仏縁を頂いています。
感謝の気持ちで一杯です。
この一年も宜しくお願いします。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。
それが願いです。

今日も明日も、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、屠蘇で顔を赤らめた話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。