''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

播州名物・油菓子を食べてみてより。

朝から寒いですね。
今年一番の寒さです。
朝起きると、隣の屋根の雪が積もっていました。
すでに、路面には雪は残っていません。

寒い底冷えのする京都にあっても、最近は、雪は少ないです。
朝から雪とは、寒いはずです。
日本海側の地域では、天気予報は雪のマークが付いています。

雪害の大変な苦労でしょうからね。
雪を見て、綺麗やロマンチックと言うのとは、全くの別世界です。
知合いに、怪我のないようにと祈ります。

子供の頃に比べると、温暖化の影響でしょうか、大雪と言うのは少なくなった気がします。
晦日の「行き年来る年」のテレビ中継では、雪が音もなく降り積もる山深いお寺の鐘が印象的です。
福井の永平寺などのイメージもあります。

子供の頃には、そんな映像に眼をこすりながら、コタツに入り、紅白を見て、除夜の鐘の音を聞いていました。
そんな郷里播州の名物と言えば、数々あれど、B級グルメ的なお菓子があります。

油菓子です。
油菓子と言えば、代表は「かりん糖」ですね。
漫画の「じゃりんこチエ」に出てくる「テツ」が大好物のかりん糖です。
私も好きな方です。
いっぱいは食べられません。

しかし、郷里播州では、江戸時代には、榊原家、酒井家など、老中や大老職を輩出する有力大名が城主として、領地を支配していました。
その影響もあり、茶道も盛んです。
銘菓と呼ばれる菓子も多いですね。
すぐに行って買えるなら、銘菓「玉椿」は私も好きですね。
茶会用にと言うなら、菓子司も多いですね。

如何せん、銘菓は高いです。
日常の菓子ではありません。
子供の頃の身近な菓子と言えば、この油菓子です。
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油菓子と言っても種類が豊富です。
常盤堂製菓株式会社の播州浪漫という詰め合わせです。
名前が付いています。
姫路城、姫山人形、明珍ひばし、播州駄菓子、焼あなごなど、と言う身近な播州のなじみの名前がついています。

明珍ひばしと言うのは、室町時代から甲冑など作っていた明珍家が、その鉄の精錬技術で、火箸を作りました。
意外と有名です。
その火箸を夏には、風鈴用に作られています。
この音が何とも涼やかです。
明珍ひばしと言えば、今では火鉢がありませんので、夏の風鈴をイメージするキーワードです。

それらの名前の付いた菓子が、私にはどれを指すかは不明です。
されど懐かしい味です。

うまいです。
甘いですよ。
けど、油菓子の香りと甘さは、大袈裟に言うなら播州の心かもしれません。
この地があるので、おでん(関東煮)も、甘くて油っこいくどい、真っ黒なスープで煮込んであります。
その為、あっさりと、小皿にしょうが醤油を付けて頂くんですよね。

いくら油っこいと言っても、チップスやカールみたいに、ぎとぎとしていません。
それほど油っこくないです。
ただ、油で揚げた菓子というだけです。

それに砂糖が、コーティングされているんです。
冥王レイリーみないに、上手にコーティングされています。
3つ覇気を使える冥王レイリーでも、「なかなか美味い。美味く砂糖がコーティングされている。黄猿君、君も一つどうかね」って言いそうです。(そんなことは言いませんけどね)

つやつや光る菓子です。
ピカピカの実の能力者・大将黄猿(ボルサリーノ)のビームと言えども、その光は反射しそうなくらいです。
あの風貌なら、どうも「純も蛍も、ほら食ってみろ。うまいぞ」何ていう台詞の方が私達世代には、馴染みです。

♪あー、あー、あああー、あーあー~

さだまさしさんの歌声が、聞えそうな気がします。
偉い方向に話が進みますね。
今日の話が、菓子だけに歌詞のない歌とは、関連があります。
「そう来たか」って、また誰がオフィスの前で見ているでしょうね。

この油菓子に合うのは、緑茶より温かいほうじ茶ですね。
私の場合には、万能茶を飲んでいます。
風味は、ほうじ茶よりの味です。

香りもいいし、体にもいいです。
最近、こればっかり飲んでいます。
うまいよ。
油菓子ともよく合うよ。

また、頑張ろうという英気が沸いて来ました。
やらないといけないことが、山のようにあります。
一つ一つやらないと解決出来ませんからね。

懐かしい郷里の味に、また勇気付けられました。
また頑張りましょう。

ありがたいことに私は、仏縁を頂いております。
ありがたいと、手を合わせて感謝することが多いです。
何かいい方向に、引っ張って下さるようにも感じます。
ありがたいことです。

日々の暮らしの中に、ささやかな幸せがあります。
花を見て、月を見て、油菓子を食らい、万能茶を飲む。
至福です。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。
それが願いです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈ります。

最後まで、油の効いたおしゃべな話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。