''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

歩こう会・京都禅寺 龍めぐり より。

今日は、天気もよく朝から歩こう会に参加です。
ボスの退職を機に始まった歩こう会も、何回かめぐり恒例行事となりました。
今回は、龍めぐりの様子です。

龍は、仏法を守護する守り神さまです。
その為、多くの寺院に龍が描かれます。
龍は、水の神様です。
五穀豊穣の水だけでなく、京都の寺院の火災から守り、守り神さまです。
その為に、多くの寺院に描かれます。

特に禅宗の寺院には多いですね。
今年は、辰年です。
いつもは公開されていたない寺院の非公開の場所を、この冬の旅の企画として、特別公開されています。

そんな巡り合わせの年となりました。
まずは、大本山相国寺です。
相国とは、唐時代の左大臣の別命です。
足利義満公が、当時左大臣であった時に、10年の歳月をかけて増築した寺院に縁ります。

あれ?
そう言えば、先週の土曜日3月3日にも、相国寺の承国寺美術館に来ましたね。
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たまたま被りました。
それでも、発堂(はっとう)の重要文化財の狩野光信筆の「蟠龍図」は圧巻です。
直径9メートルの円形の中に、今から天に飛び立うとしている龍(蟠龍)が描かれています。
緻密な筆使いで、どこからでも龍がこちらを見ています。
慶長10年(1605)に再建された時のままですが、色彩鮮かです。

お堂の真ん中辺りの天井が丸くなっています。
その為、そので手を叩くと、天井に反響して、カラカラと音がします。
俗に「鳴き龍」と呼ばれています。
早速私もやりました。

耳にカラカラと音が響きました。
恐るべし、光信の隠し技です。
はっとう驚きました。(ここしか、笑うとこないですよ。ねぇー、とおるちゃん!!)
お庭を散策して、白梅町の天神さんへと向かいました。

今週といい、先週といい、相国寺さんにご縁があります。
ありがたい仏縁に感謝です。

日常の中に、非無日常の中、ささやかな暮らしの中に、幸せがあります。
今日は、3月11日、ちょうど東日本大震災のから1年です。
テレビは、まるでお祭り騒ぎです。
そう、被災者の私のお友達が言われました。
私もそう思います。

それにして、一向に進まない復興事業です。
1年経っても被災者の日常は戻りません。

政治家は、役人は、何を遊んでいるのでしょうね。
町は瓦礫まみれ、役所は書類まみれと言われる中、いくらでも特例を作れます。
政府に、本当に復興される気持ちがあるとは思えません。

被災者が雛難所暮らしを強いられるのは、何故か、加害者の東京電力が誠意を示さないのは何故か、東京電力の責任者が責任を感じないのは何故か、それは、簡単です。

政治家も、役人も、東京電力の責任者も、「人」ではないからです。
この世は、人の姿はしていても、その基底は、人でない者もいます。

人が苦しんでいても、それを笑いながら、酒を飲める人がいるのです。
人が苦しんでいるのを、楽しんでいる者が居るのです。
それが、世の苦しみでもあります。

憐れんでやって下さい。
そんな者には、天罰が待っています。
被災者の苦しみの、何十倍、何百倍、何千倍、何億倍の苦しみが待っています。

この被災者救済の責任者には、それを実行する気構えはありません。
その時が来れば、免罪符は、ありません。
人の苦しみを救済せず、政治も行政もありません。

不安を煽るばかりです。
東北をダメにするつもりなのか、次に日本をダメにするつもりなのか、売国奴の結末は哀れです。

私は忘れません。
日本はダメにした行政を、政治を。
折に触れて書き続けたいです。

一日も早い復興復帰、そして、何よりも大切な日常取り戻せるように、してもらいたいです。
そう念じます。

被災され、尊い命を失われた方々が、この世に存在していたことを、忘れません。
静かに冥福を祈りたいです。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮したいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、ロンと気持ち良い上りにしたい話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。