''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

北野白梅町辺りで、昼ごはん、天下一品 より。

朝から日差しが射しています。
昨日は、大変でした。
滋賀県の方に仕事で行っていました。

帰りは、22時位の坂道をスクーターで帰って来ました。
吹雪でしたね。
柴淳の歌のような桜吹雪には、まだまだ時間もあります。

雪の吹雪です。
豪くきつかったです。
そう、ちょうど滋賀と京都の県境、逢坂の関辺りです。

琵琶の名手・蝉丸の和歌で有名です。
逢坂の関に庵をむすび、往来の人を見て「これやこの 行くも帰るも分かれつつ知るも知らぬも 逢坂の関」の和歌を詠んだという(百人一首では 「行くも帰るも分かれては」 となっています)(Wikipedia参照)

何ともリズミカルな和歌ですね。
やはり、音楽の才があれば、和歌もそんなリズミカルな、そして、コミカルな心な心地よい和歌になるのですね。

なかなかの難所です。
車やバイクですから、歩くとなれば大変です。
昨日は、その難所が雪で吹雪いていました。

逃げ場のない道中です。
寒すぎました。
何か家に帰って、温かいラーメンでも食べたくなりました。

らーめんとそう言えば、先日から書いています歩こう会の話の続きです。
北野天満宮を後にして、今度は妙心寺に向かいます。
臨済宗妙心寺派大本山です。

交通機関は、通称・嵐電で向かいます。
嵐山に向かう電車で、嵐電です。
会社名は、京福電車ですね。
チンチン電車で、少しの間路面を走る珍しい電車です。

何とも昭和の風景です。
路面電車が何ともノスタルジックです。
鎌倉の江ノ電みたいと言う人がおいでです。
江ノ電に乗ったことがないので、分かりません。

昔、京都は市電が走っていました。
1895年に京都電気鉄道によって日本最初の電気鉄道として開業され、1912年の市営路線開設、1918年の全面市営化を経た後、1978年9月30日限りで全廃された。
(Wikipedia参照)

トロリーバスですね。(クリーンで地球に優しいエコです)
今でもその路面の跡が残っています。
子供の頃京都に来た時、走っている記憶はありますね。

日本で最初の電車とは、京都は進んだ考えの町です。
古いものと新しいものの、融合が京都です。
今でも錦市場と言えば、京都の台所で、食材が何でも揃う市場です。
京都らしいでしょう。

でも、デビットカードで決済出来ます。
デビットカードとは、銀行のカードで、直接決済する方法です。
クレジットカードでは、ありません。
市場でカードってね。

最新のものを導入するのも、京都の考えです。
ですから、発電所を作り、西陣の工場の動力にして、余った電力を、市電に回す。
大変合理的です。
今でも、その夷川の発電所は起動しています。

それも、水力発電です。(地球に優しいエコです)
その為、琵琶湖から疎水を引いて、水と水路、そして、人や物流を運びます。
凄い両得の考えです。
先人の英知ですね。

その疎水の恩恵を、伏見の地に住むものとして、毎日感じます。
街中に、水路があるのは、いいですよ。
気持ちが、落ち着きます。
水のある暮らしは、人を豊かにします。

鳥がそこで羽を休め、魚が疎水を泳ぎ、満開の桜が、疎水の水面に写る様は、いいようが無いほど美しいです。
それが、春の町の風景です。

疎水のそこかしこに、桜が咲きます。
とてもきれいです。
もうすぐそんな季節です。

それなのに、昨日は雪の吹雪でしたね。
寒すぎます。
ラーメンと言えば、白梅町辺り、電車に乗るまで、すでに昼時です。
少し空腹です。

「止めてくれる妙心殿!!」(少し小芝居が入ります)
そんなこんなで、昼ごはんを食べに入りました。
一軒目の蕎麦屋は、8人も一度に無理と断られ、続いて行ったのが、「天下一品」です。

入るとベッキー(ベキ子)のポスターです。
何でも天一の社長が、ベッキーの大ファンと言うことで、CMに起用されています。
電車の中で、麺振りの練習ですね。

私は、京都に住んで26年ですが、天一に入ったのは、これで3度めです。
ほとんど入ったことが無いです。
ですから、あのこってりしたラーメンは食べたことがないです。

どうも、私の好みではありません。
ただ、食べ嫌いかもしれません。
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ですから、人に誘われて入ると、ラーメン並のあっさり(680円)をオーダーです。
なにやら、こってりとあっさりの中間にある昔懐かしい屋台のラーメン(730円)と言うのも出ていましたね。

私は利用していませんが、店内には、キムチの無料サービスがあります。
お好きな方は、嬉しいサービスです。

硬めの注文にも、対応してくれます。
びっくりするほどあっさりしています。

もう少し醤油の味が、強くてもいいです。
チャーシューもなかなか旨いです。
もやし、ネギ、シナ竹が入っています。

私の好みの範疇ではないので、味の批評は、差し控えます。
それにしても、人に誘われないと、天一には来ませんからね。
それも、ありがたいことです。
入る機会を得られたわけですからね。

夜の宴会がありますから、ほどほどに食することが大前提です。
これから、嵐電に揺られて、妙心寺に向かいます。

ありがたいことに、私は仏縁を頂けています。
日々の暮らしの中、それを実感できることが幸せです。
きつい坂道でなく、ゆるい勾配(紅梅)の道のりを歩みます。
疲れれば、休めばいいだです。

この道のりが、長安に続き事を信じて歩みます。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。
それが願いです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈ります。

最後まで、勾配緩やかな関山に向かう話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。