''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

四天王寺さんの境内で、お手軽ランチ より。

今日で、4月も終わりですね。
すでに、一年の3分の1が、終了したことになります。
年月の流れて早きことに驚きます。

 

昨日といひ けふとくらして あすか川 流れてはやき 月日なりけり
古今集の古い和歌です。
中興名物にして、瀬戸金華山窯茶入、飛鳥川手本歌を思い出します。
釉薬が少し流れていますからね。

 

銘を付けたのは、小堀遠州です。
何やら、小堀遠州の辞世のの句にも使われた和歌とも聞きます。
余程お気に入りだったのでしょうね。
私も、何となくこのリズミカルな和歌が好きですね。

 

今風に言えば、親父のダジャレに聞こえますが、釉薬の流れを見て、この和歌を思いつきのは、さすがです。
なかなかセンスのいいウィットに飛んでいます。

 

小堀遠州は、このした和歌から茶器の銘を付けることが多いと聞きます。
遠州の「綺麗さび」のイメージとも、私にはこの和歌が合うと思いますね。
月日の流れは速いです。

 

昨日の四天王寺さんという最古のお寺から、見える風景は、高層ビル群です。
過去の施設と現代の施設の対極が、何ともユーモラスにも感じます。
それで、いずれその景色も、時代とともに変わります。
何やら感慨深いものに感じましたね。

 

それでも、昼時お腹が減ります。
やはり、人ですからね。
四天王寺さんの境内に腰掛けるとこを見つけて、ここでランチです。
イメージ 1

いつものように同行カメラマンのお手製のハムロールサンドです。
ハムと貝割れのサンドです。
いつものように美味いです。
ロールパンは、市販品のようです。
手製のパンもなかなか大変ですから、このした一手間の工夫で、美味しくロールサンド頂けます。

 

一応私も、焼きそばランチを持参しました。
お箸も持参です。
こちらは、絵図面はあります。
でも、意外に美味かったです。
自画自賛です。

 

でも、ロールパンやおにぎりは、何も使わずに食べられます。
フォークやスプーンも、要りません。

 

スプーンと言えば、やはり、ユリゲラーですよね。
スプーン曲げです。

 

昨日、テレビ番組『ほこ×たて』で、ユリゲラーとスプーン職人山崎氏の対決がありました。
ご覧になられました。
手に汗握ってみましたね。

 

子供の頃、誰もがしたユリゲラーのスプーン曲げです。
流行りましたよね。
でも、昨日の対決は、山崎金属工業スプーンの勝利でしたね。

 

爆風にも曲がることがなかった、最強のスプーンです。
あの技術も凄いです。
やはり、日本の技術の凄さに驚くばかりです。

 

ものづくりのある国の強みです。
現代中国みたいに、すぐに人の知恵をコピーする文化では、絶対にない特性でしょうね。
中国もグルメ大国となりましたからね。
私がいた1988年では、中国で刺身や寿司のような生ものを食べることは無かったです。
それが、今や築地の高級魚のセリも、中国マネーが絡みます。

 

四天王寺の仏教も、中国の隋から、高句麗などの朝鮮を通して、日本に伝わりました。
伝わる途中で、やはり少しずつ変わっています。
なかなか、真意は伝わらないものかもしれません。
聖徳太子のスプーンのように曲がらない強い信念で、今日の日本の仏教が存在しています。

 

スプーン曲げも、超能力なのか、マジックなのか、物議がしばしばあります。
私は、超能力だとは思いません。
スプーンを曲げることによって、何かを得られるものは無いからです。

 

ただ、超能力はあると思います。
仏の世界では、神通力です。
観世音菩薩さまの、神通力は凄いです。
人の心にある三毒を消し去ります。

 

困った時、無償で救って下さるありがたい超能力をお持ちです。
この不思議な超能力の恩恵を、私は何度も受けています。
少しでも、その徳にすがって、日々暮らしています。
困った時は、その名を一心に念じる。
ありがたいことです。

 

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。

 

今日も明日も、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

 

最後まで、スプーンに綺麗なさびも付かない話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。