''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

西本願寺の開かずの扉が、開いています より。

朝からパラパラ雨音がしていました。
どんよりした天気です。

昨日は、金環日食の話題で持ち切りでしたね。
直接見られた人、曇りで見れなかった人と、いろいろありました。
でも、子供さんには、出来れば見せてあげたかったですね。
その残念そうな表情が、印象的でした。

やはり、和歌山の串本は、中心と言うことで、京都から見た金環日食より、リングの形状が美しかったです。

昨日、5月21日と言えば、京都では行事があります。
浄土真宗の開祖・親鸞上人の御誕生会(ごうたんえ)でもあります。
承安3年(1173年)4月1日(グレゴリオ暦換算 1173年5月21日)に、この世に誕生されたことになります。(Wikipedia参照)
明治になって、グレゴリオ暦換算の5月21日を、御誕生会(ごうたんえ)にされています。

浄土真宗と言えば、日本の檀家数も最大級の教団です。
ただ、宗派に分かれていますが、その中でも本願寺派は最大数でもあると聞きます。
その本願寺派は、俗に西本願寺と言われ、京都の人から「お西さん」と呼ばれます。

その西さんの正式な門は、堀川通りでなく、違うところにあります。
普段は、開かず門です。
門の形で格式が分かります。
両翼がありますので、大名家なら15万石のほどの格式の立派な門です。
明治に入れば、その格式は伯爵家という事になりますから、まさしく大谷伯爵の格式にあります。
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その正式な門は、大切な行事の時しかありません。
昨日は、その正式な日でした。
奥からは、能の音楽が流れています。
何とも優雅な式典です。

この正門の東側にも、開かずの門があります。
国宝の日暮門です。
伏見城の門を移築されたと聞きます。
私のブログでも何度も紹介してます。

大変立派です。
ただ、外から彫り物と内からの彫り物では、趣向が違います。
これも楽しみの一つです。
こちらの門は、普段も公開されています。

でも、正門はなかなかありません。
もちろん、玄関には、人が立っています。
私も中に入りました。
「ちょっと、ちょっと」と、声はかけられません。

玄関から、中に入るには、招待状が必要でしょうね。
この日は、手にしていません。
いつもの同行カメラマンなら、裏テクで手に入れられるかも、そんなことはないです。

能が舞われていることは、確かです。
その音曲に、マイクなどはありません。
本当の声ですね。
醍醐味もあります。

西本願寺の中にも、いくつかの能舞台があります。
重要文化財の南能舞台と、国宝の北能舞台があると聞きます。
今、能が舞われているのは、重要文化財の南能舞台です。
この御誕生会(ごうたんえ)には、観世流による祝賀能が演じられるようです。

それだけの格式があります。
西本願寺は、世界遺産です。
独特の雰囲気があります。

こんな日に来ると、何となく得した気になります。
仕事の途中ですから、5分もいませんでした。
それで、非日常を感じます。
それもありがたいことです。

ありがたいことに、私は仏縁を頂けています。
ありがたいご縁と感謝しています。

特別なところでなく、普段の暮らしの中に、それを感じます。
日々の暮らしの中に、幸せはあります。
ありがたいことです。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、埒(らち)の開かぬ話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。