''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

フレスコのブリの味噌漬けを食らう より。

朝から雨が激しく降っています。
今日も雨の予感です。
梅雨とは言え、よく降ります。

こんな時は、美味しいものでも食して、元気を付けないといけないです。
先日、近くのスーパーフレスコで、美味しいもの見つけました。
ブリの味噌漬けが、手頃な価格(130円)にしては、なかなか美味しいです。

味噌漬けと言えば、京都では西京漬が有名で、味も最強(西京だけに)です。
上品な味わいです。
少し甘い目の味わいなので、すぐに味噌が焦げ付きます。
この辺がテクの必要なところです。

味噌漬けを焼き時は、味噌を取らないといけません。
そのまま、グリルに入れると、魚が焼ける前に、回りが真っ黒に焦げます。
知らない方も多いです。
味噌は、中までしっかりと味が入っていますので、味噌を取っても味はそのままです。
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フレスコの味噌漬けの中では、ブリが一番好きですね。
こんがりと綺麗に焼けます。
味もしっかりとして、ブリの身のうまさをアップされます。
いつものはまぐりの中皿に盛り付けです。

焼き魚と言えば、添え物は、ハジカミしょうがでしょうかね。
独特の味わいです。
食べない方も多いです。
魚の食感と、しょうがのシャキシャキした食感の対比が面白いです。

料理屋さんみたいに、瓶詰めのものは、家庭では用意できません。
シャキシャキなら、少し塩したキュウリに刻んだものにものを添えました。
色合いも、緑を添えると、何かいい感じです。(ローラ風に)

強く塩したわけでないので、酢の物よりサラダ感覚の食感が、魚の食べた後もさっぱりとさせてくれます。

キュウリも、既に旬です。
地の物も出来ています。
それでも、旬の本番はこれからです。

キュウリも瓜の一種です。
池波正太郎氏によると、日本は瓜天国らしいです。(『池波正太郎鬼平料理長』佐藤隆介編 文春文庫)
冬瓜や西瓜、苦瓜、糸瓜まで、もちろん瓜の仲間です。

白瓜(越瓜)は、関西では観賞用と聞きますが、関東の江戸では、雷干という料理がありますね。
写真でしか見たことがないです。
未だ食したことはありません。

その越瓜の雷干を、かの辻嘉一氏の名言に「越瓜の雷干は、音の美味とでも言える洒落たものであります・・・・」と評されているようです。
そこに、鮑も賽の目に入れるとは、これまた贅沢の極みです。
味付けは、あまり強くない三杯酢に漬け、花かつおをかけて食するとあります。

キュウリを刻んで、軽く塩して、コマ油をたらして頂くのも乙な食し方です。
今ではご禁制の、レバ刺しのタレには、ごま油と塩がのぞきに入れられていましたね。
塩とゴマ油の味わいは、キュウリの味わいを深めてくれます。

キュウリと言えば、夏には鰹なまり節の甘酢が最高です。
鰹なまり節は、この時期は関西のスーパーでも見かけます。
煮付けにしてもいいですが、はやり、手で大きくほぐして、酢の物です。
幸せです。

なまり節くらいになると、お供のお酒も、伏見の女酒でなく、芳醇な癖のある土佐の司牡丹か、酔鯨が欲しくなりますね。
豪快に、鰹のたたきも食したくなります。

やはり魚は、美味いです。
ブリの味噌漬けも、しっとり行くなら、上品な伏見の女酒もよく合います。
味噌の香りと、味噌の味わいは、何とも上品ですからね。

フレスコの味噌漬けは、よく出来ています。
たった一皿で、ブリの旨味が濃厚です。
その口直しの、キュウリのシャキシャキ感の音と歯ざわりがいいです。

料理は、辻嘉一氏の言われるように、味だけでなく、音や歯ごたえなど、総合的なバランスの中で、味わい尽くすものかもしれません。
人の人生も、楽しむだけでなく、味わいつくすものかも知れません。
甘いも、酸いも、苦いも、塩辛いも、すべて人生の味わいです。

日々の暮らしは、いいことばかりではありません。
嫌なことも多いです。
それでも、日々を暮らしていかないといけません。
嘆いても、喚いても、泣いても、笑いっても、一日なら楽しんだ方がいいてすがらね。

元気に過ごすは、やはり、美味いものを食するが、手っ取り早いです。
出来れば、手頃に手に入るものの中に、それを見つけられるといいです。
日々の暮らしの中に、ささやかな幸せがあります。
目線を下げたところに、見つかる「よかった」を今日も探します。

ありがたいことに、私は仏縁を頂いています。
ありがたいと感謝しています。
スーパーフレスコさんにも、感謝です。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごすことを祈ります。

最後まで、味噌の香りの強い話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。