''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

節約モードの結果、7月の電気代 より。

今日も雨の予報です。
九州の大雨による被害が甚大です。
1ヶ月の雨量が、1日で降るというまさに記録したことがない雨量と言います。

雨が止んでも、水分の含んだ土地は、いつ崩落するかしれません。
不安な日々のお過ごしのこと、お見舞い申し上げます。
自然の驚異の前では、人間の力など、非力であるということを、思い知らされます。

今年は、東日本大震災依頼の節電モードで、この暑い夏を乗り越えといけません。
我が家も、節電モードに協力しています。
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昨日、6月13日~7月11日までの、7月分の電気代が確定しました。
1, 881円です。
よく頑張った方です。

貧家とは言え、長屋ですが、一軒家です。
狭いとは言え、二階も二間あります。
もちろん、エアコンは使用していません。
今年は、まだ扇風機も出していません。

あまり暑いとは感じないです。
これからが、夏本番です。
少し、雨の性で、ムシムシしています。

玄関に打ち水をして、裏庭の窓を開けて、風を通します。
意外に、快適です。
エアコンの科学的な風でなく、自然の風が、いいです。

裏庭のトマトも、小さいながら、実をいくつも付けています。
黄色い花も、あちこちに咲いています。
トマトの黄色い花も、意外に綺麗です。

「 よく見れば薺(なずな)花咲垣根かな 」

有名な芭蕉の句です。
何か意味深い俳句に感じます。
なずなとは、ぺんぺん草と言えばいいしょうかね。
七草の一つです。

自然の摂理の中に、私たちも暮らしています。
『碧巌録』の中の公案に、「洞山麻三斤」(とうさんまさんきん)と言うのがあると聞きます。
ある修行僧が、洞山守初(とうざんしょそ)に「如何なるか是れ仏」と発した。
その時、洞山守初が、ごまでも麻でも計っていたのか、「麻三斤」と答えたと言います。

意味が分かりません。
禅の達人の心境です。
かんとうしょうえなら、「トマト三粒」でも、きっと同じでしょうね。
ざっくり言えば、自然の摂理の中にこそ、仏の世界はあると言うことなんだと感じています。

例えば、極楽浄土という世界が、十万億土の彼方の別世界に存在すると、人々は思いかちですが、この目の前にある自然の中に、仏の世界もあるという意味合いだと感じています。
小さな裏庭の菜園にも、トマトは花を付け、実を付けて、トマトの営みを頑張ることなく、続けています。

無理して、頑張って咲いたりはしていません。
春が来て、芽を出し、夏になれば成長しても花を咲かせて、実を付ける。
自然の中の摂理が、こんな小さい裏庭でも行われています。

茶人なら、二畳三畳の小さい茶室の中で、主客を交えて、一服の茶を喫する。
そこには、花が活けてある。
一切の無駄の排除、そのなかにこそ、自然と一体した侘び寂びがあるのかも知れません。

暑い夏、無駄を排除するとなれば、何が一体大切なものか、順位を付けて、一つ一つ削除する。
その内、もしかしたら、必要と思っていた感覚こそが、無駄であったと感じるかも知れません。

電気に頼らない生活は、現代社会では無理です。
私もこうしてブログの記事を書いている以上、電気は必要です。

しかし、もっと考えば、そのブログももしかしたら、無駄なのかもしれません。
今一度、自分と向き合い、趨勢する時間が、この節電モードの時間なのかもしれません。
私には、自問自答するためには、このブログは、やはり必要です。

究極の有か無かの選択でなく、その中道を歩むべく、試行錯誤しないといけないです。
この夏は暑いです。
8月の電気代は、どんなに頑張っても、2,000円は下らないと思いますね。
自分に限界の枠を付けて、言い訳にしないように戒めないといけないです。

暑い夏、でも、夏はもともと暑いものです。
暑い時は、涼しきように過ごしたいです。
南方録の一節を思い出します。

節電と言っても、極端なことはいけません。
丁か半か、白か黒か、極端なことでなく、笑える程度が宜しかろうと思います。
ここは、ちょっと意味が深いなぞかけです。
わかるかなぁー、わかんねぇーだろうなー。(懐かしい松鶴家千とせのフレーズですね)

要するに、頑張り過ぎないことが必要です。
水分補給と、塩分補給が必要です。
家の中でも、熱中症にはなりますよ。
夏はこれからですから、十分ご自愛下さい。

日々の暮らしの中に、ささやかな幸せがあります。
ありがたいことに、私は仏縁を頂いています。
ありがたいと感謝して暮らしています。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、一か八かのギャブラーな話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。