''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

文豪たちのおやつ その4 池波正太郎『サライ』1994年第13号 より。

今、京都伏見の地は、土砂降りの雨です。(昼1時過ぎ頃までの話)
さっきまで、それほどでもなかったのに、今は物凄い雨脚です。
こんな雨じゃ、色っぽくないかもです。

俄か雨というと、何ともストーリーが見えそうです。
男女の話です。
俄か雨と言えば、ご存知池波正太郎氏の『鬼平犯科帳』の中にある「俄か雨」の話が思い出されます。

同心の細川峯太郎を、平蔵がからかうところが面白いですね。
下帯と黒飴のお土産に関係します。
こんな失態と、人様を笑うことは出来ません。
人は、時にこうしたものです。

黒飴と言えば、鬼平の妻久栄の大好物目黒不動「桐屋の黒飴」ですよね。
池波正太郎の小説の中にも、お菓子の記述がよくあります。
白玉であったり、饅頭であったりと、左党かと思えば、両党使いということになります。
私も、両党使いです。(そちらの道では、ございません)

それだけ、池波正太郎氏も甘いものがお好きだということです。
今週は、「サライ」の1994年第13号の文豪のおやつをサブテーマにして、ブログの記事を書いています。
人がどんなものを好まれたのかは、興味があります。

好き嫌いで、その方の性格が分かります。
甘いものが苦手と言う方も多いです。
私も、いっぱいは必要ありません。

私の中で、お菓子と言えば、和菓子が思い浮かびます。
最後の晩餐に食したいのなら、出町柳の「ふたば」の「豆もち」を挙げます。
それとも、伏見の名店「栄泉堂」の熱々の「みたらし団子」も捨てがたいです。
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意外に、池波正太郎氏は、洋菓子のホットケーキがお気に入りのようです。
写真は、神田・須田町の「万惣」(まんそう)のホットケーキです。
メープルシロップでなく、黒蜜をかけて頂かれていたようです。
この辺は、やはり黒飴に通じます。

外だけでなく、家でもホットケーキを焼かれて食べられています。
インスタントでも、結構美味いです。
池波正太郎氏には、母の味のようです。

甘いホットケーキの香りが、いい思い出に繋がっているのでしょう。
我家でもホットケーキを焼いたこともありますが、どうもフライパンの加減でしょうか、お店のようには焼けません。
お店は、熱伝導率のいい銅のフライパンを使われていると思います。
いい色に焼けます。

急にホットケーキ食べたくなります。
子供頃は、バターのトッピングに憧れました。

おやつにも、人の人生が見え隠れします。
どんなものでも、自分にとってのかけがえのないおやつがあります。
この時期、和菓子なら栄泉堂の「水まんじゅう」も捨てがたいです。

日々の暮らしの中に、ささやかな幸せがあります。

ありがたいことに、私は仏縁を頂いています。
ありがたいと感謝して暮らしています。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。

今日も、人生の甘~くてホッとな話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。