''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

野菜たっぷりの鳥肉の水焚きを食らう より。

朝から肌寒いです。
秋への深まりを日々感じます。
すでに10月も中旬になっています。

今年は、松茸が不作の年のようですね。
夏の残暑が長引いたのと、雨が少なかったことに原因があるようです。

松茸ごはんも、食べたかったですが、私が食べるようなものは、中国産でしょう。
それでも、秋のめぐみを感じます。
香り松茸、味シメジといいます。

きのこの美味さは、独特です。
子供の頃、秋になると山に入り、リックいっぱいのきのこを採りに行きました。
はったけと呼ばれる特殊なきのこです。
市場に並ぶ事はないです。

日持ちがしないので、採ったその日は、お汁です。
これが、独特のぬめりがあって、きのこの香りがいいんです。
もちろん、炊き込みご飯にもいいですね。
残ったものは、冷凍庫に入れると、色合いは悪くなりますが、時々お汁になります。

懐かしい味です。
わらびもよく採りに行きました。
これもこれで美味いです。
煮物より、私の好みは、炊き込みご飯です。

とりあえず、子供の頃から炊き込みご飯が好きなんです。
鳥肉、人参、小芋、揚げさん、ささやがき牛蒡、にんにゃく、その時にある材料で作ります。
少しかたい目に炊いたご飯が、私の好みです。
今でも、我家で作る炊き込みご飯は美味いです。
きのこのお汁があれば、これ以上の贅沢はありません。

寒くなると鍋が多いです。
子供の頃一番多かった鍋は、鳥肉の水焚だったような気がします。

水焚と言え、何でも入っても、あとはポン酢で頂ければ、それで水焚です。
鳥肉でなくても、豚肉でも、牛肉でも同じです。
ただ、鳥肉は、この年になってから、美味いと感じますね。
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先日、家で水焚をしていみました。
骨付きの鳥肉です。

白菜は水分が出るので、余っていたキャベツを使いました。
もちろん、豆腐も必要です。
鳥のスープを豆腐が吸います。

ブログのお友達のアロマっ子さんから頂いたすだちも添えます。
写真は、ブログのアップ用です。

若い頃、鳥肉で有名な料理屋店でバイトしたことがあります。
ちょっとした工夫で、家の水焚が料理屋さんの水焚に変わります。

ますは、鳥肉を一度ボイルします。
料理屋で言う霜降りという作業です。

ボイルしたお湯で、湯がきます。
この時、鳥肉の臭みである皮の脂と、鳥肉の臭みを取り除くことが出来ます。

あとは、しょうがの絞り汁を入れることですね。
臭みが一気に上品な香りに変わります。

いろいろとテクはありますが、この二つで意図も簡単に、美味しい水焚になります。
ただ、私が好きな骨付きの鳥肉は、少し作業を加えます。
身離れを良くするため、ボイルした鳥肉をそのまま、中火くらいで20分から30分煮ます。

灰汁も取れますし、
鍋に入れて煮ても、豆腐やキャベツに鳥肉の匂いが写りません。
もちろん、しょうがの絞り汁を入れて下さいね。

この一手間で、ポン酢に入れた鳥肉が、口に入れる時に、ほろっと身離れがして食べよいです。
水焚も、「水たき」と「水だき」の2種類があります。
澄んだ透明なスープが、水たきです。
白濁したスープが、水だきです。

私が居た料理屋さんのは、白濁したスープの水だきでした。
少し脂が強すぎます。
ですから、家では簡単な水たきを作ります。
白濁したスープも売られていますので、これを買ってくれば、本格的な水焚になります。

たまには、本格的な白濁した水焚も美味いです。
この時も、しょうがの絞り汁を入れると、料理屋さんの味になります。

最初にスープを頂くのが、作法と習いました。
このスープにも、しょうがの絞り汁入れます。
塩で味を調えても美味いです。

たかが鍋、されど鍋です。
鍋は、自分好みになりますからね。
これで熱燗でいっぱいです。
極楽です。

日々の暮らしの中、ささやかな幸せがあります。
ありがたい仏縁に感謝です。
ありがとさんです。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、ほっとな話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。