''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

マグロの山がけで、熱燗とは気分上々です より。

昨日は、少し早い帰宅に、晩酌は熱燗モードです。
次の日が有る時は、やはり日本酒は残ります。
朝から、酒気帯びで捕まっても困ります。

休みも少ないので、早く帰宅出来る日は、これ幸いと休日気分にしています。
日本酒の熱燗、イコール休日もモードです。
単純な男です。

そう単純に気持ちを切り替えないと、やってられません。
何でも気からです。
辛いと思えば、辛くなります。
本当に辛い時、助けてもらいたいときは、観音様の名を唱えます。
不思議と、展望が明るくなるから不思議です。

日付が今日に変わった深夜頃から、今朝の6時くらいまで、強い雨でした。
こりゃ、朝から雨のスクーターだと、布団の中で覚悟していました。
しかし、家を出る頃には、雨は上がっていました。
これも、観音様のお蔭です。
観音様の神通力に他なりません。

帰ってからも、仕事をしていましたので、結局晩酌タイムは、いつもより30分ほどしか早くなりませんでした。
しかし、口は熱燗モードです。
量を加減して、熱燗頂きました。
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肴は、ブリの塩焼き、湯豆腐、ふぐのフライ、ハムサラダ、そしてメインのマグロの山がけです。
手頃なマグロのブツがあったので、山芋も購入して、山がけにしました。
天にわさびも載せました。
紅白の中に、緑もいい色合いの感じです。

上から、紫をかけます。
マグロも、悪くないですね。
いい具合に、赤身と中トロが、少し入っています。

これなら熱燗も、ドンと来いです。
ドンと言えば、太鼓の音色です。
山がけの山がと言えば、山鹿流の陣太鼓ではありませんかね。

今月の12月のサブテーマは、赤穂浪士です。
極月半ばの14日、吉良邸に、旧浅野の家臣が、主君の仇を討つため、襲撃します。
「おのおの方」
長谷川一夫の声もします。

私的には、大石内蔵助は、映画『赤穂城断絶』(監督 深作欣二)の萬屋錦之介さんのイメージです。
映画『赤穂城断絶』(監督 深作欣二)では、最後の切腹シーンがあります。
最後の内蔵助が切腹の場に向うとすると、その行く道すがら、先に行かれた方の柩が置かれています。
何ともすごい脚本です。

しかし、本懐を遂げた故の迷いはありません。
死出の山に、旅立つ用意は終えています。
静かに、最後の場に向かいます。
このシーンが一番の記憶に残っています。

しかし、多くのドラマや映画は、討ち入りのシーンがメインです。
そして、山鹿流の陣太鼓が鳴り響きます。

でも、それは史実ではありません。
映画やドラマの脚色です。
本当は、黙ってやって来て、黙って討ち入りです。
当然です。
深夜に武家の屋敷を襲撃するのですから、御上を恐れぬ所業です。

周り屋敷は、もちろん、その物音に存じ降りです。
映画のような周りの屋敷に、口上があったかは不明です。
しかし、基本こ口上はなかったでしょうね。
もし、そんなことをすれば、隣家から助太刀の侍が出て来るかも知れません。

大名家や旗本ばかりですからね。
隣の難儀を捨てておいたとなれば、幕府から咎めを受けます。

ですから、知らぬ顔したたぬき寝入りです。
ただ、火事が起こってはいけませんから、待機はしていると思います。
やはり、討ち入ったか、赤穂の武士もなかなかやると、内心思ったのことでしょう。
武士としては、仇討ちさせやりたいと、情けをかけたと思われます。

ですから、深夜に陣太鼓を打ったりしません。
掛矢で、戸を叩いた音が、そんな風に聞こえただけでしょうね。

竹はしごや、大のこぎりもご持参されています。
まさしく、家事装束ですからね。
納得です。

こうして、最後の本懐に向けて、戦いが始まったのです。
おのおの方、といっても私です。
マグロの山がけに、いざいざ一戦交えましょうぞ。
やはり、なかなか美味いです。
熱燗にもあります。

美食家、北大路魯山人は、マグロと日本酒は合わないと言っています。
どうも、私の貧乏舌と、美食の魯山人では舌が違うかもしれません。
ちなみにおでんも日本酒に合わないと、魯山人言っています。
脂っこいモノと、日本酒は合わないと言うのが持論でしょうね。

でも、もう一つのサブメインのブリの塩焼きも脂が乗っていて、美味いです。
ギトギトの脂と、日本酒は相性がいいとは言えません。
しかし、脂の乗ったブリの塩焼きなら、日本酒もいけますよ。
焼肉の脂は、日本酒には合いません。

日々の暮らしの中で、ささやかな幸せがあります。
ありがたい仏縁です。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、口元滑った話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。