''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

大阪城公園にて、ピクニック気分で、呑んでみた より。

今日は、天気が良かったです。
昼前には、大阪は森ノ宮に居りました。
天気がいいので、お外(柴淳風に)でランチです。

 

交差点から見ると、ピンクの花が満開です。
近くに行くに連れて、ソメイヨシノの桜かと思いきや、すももの木が満開です。
皆さん、写真を撮られています。

 

少し特した気分です。
多くの方が、大阪城公園に来られています。
やはり、市民の憩いの場所と感じますね。
京都の円山公園岡崎公園とは、雰囲気が違います。

 

お城堀が見える辺りが、いつも定位置です。
ここで、3畳ほどのグリーンのシートを敷いて、ここでランチタイムとなりました。
掛用敷用の毛布も用意しています。
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春色の柄のハンカチに、ドバっと料理とお酒を並べました。
メインディシューは、マカロニグラタンです。
それに、パンの2種類です。
その一つは、シナモンパンです。
丸い形をしています。

 

あれ、何やらオールドノリタケの洋皿に盛られているようです。
相方のコレクションの様です。
春の季節を感じるチューハイも用意しています。
エビのマリネ、チキンカツ、そして、ローストビーフも買って来ました。

 

春の一日のランチには、適しています。
パンにを二つに割って、その間にエビのマリネやローストビーフを挟んで、口中にパクリです。
美味いです。
レストランにでも、行った気分になります。

 

でも、基本はお手頃な価格のピクニックランチですからね。
相方と二人して酒盛りです。
目の前を通る方が、不思議そうな目で見ています。
よくある光景ですから、私は気になりません。

 

二人して、「乾杯」と春色のチューハイを、ぐびくび呑みましたね。
その挙句、二人して少し酔っては、シートの上で、2時間ほど昼寝をしていたような状況です。
慣れとは恐ろしいものです。

 

温かい春の日差しは、最高でした。
近くで、お祭りの太鼓やドラのGBMが、何とも不思議な気分です。
シートを持って、何年か前に花見に行った時の光景を思い出します。
桜吹雪が、舞い散っていました。

 

桜吹雪と言えば、こ存じ「遠山の金さん」です。
北町のお奉行様です。
背中に桜の彫り物があるという設定です。
本当の名を、遠山金四郎景元を言う実在の人物です。

 

最後の45分頃からのお白州では、「北町奉行・遠山左衛門尉様、ご出座~」の声と太鼓と共に奉行が登場します。(後に、南町奉行も拝命しています)
その呼び出しの通り、官位は、従五位下左衛門(少)尉です。

 

尉は、じょうと読みますが、通常、「かみ」「すけ」「じょう」「さかん」と言うのが、上からの役職の順列です。
名前からすると、えらく下の役職かと思いますが、左衛門と言うのは特別な役職です。

 

戦国時代には、小早川秀秋真田幸村も、この役職の左衛門佐(すけ)でたしたし、酒井家もこの官位の左衛門佐です。
その下の尉(じょう)でも、従五位下です。

 

それが証拠に、遠山殿は、左衛門(少)尉の以前は、大隅守でしたかすら、基本従五位下なら守(かみ)と呼ばれることが多いです。
町奉行ですから、幕府の中堅幹部という所です。

 

平安末期の源義経も、この左衛門少尉でした。
ただ、検非違使検非違使少尉も、兼務していましたので、これを判官(ほうがん)と言う習わしになっていたようです。
これがあの有名な「九郎判官(くろうほうがん)」ですよね。
やはり、正式な名称でなく、間違って、判官(はんがん)と呼ばれることが多いみたいです。
検非違使少尉だけ、特に「ほうがん」と呼び、他は「はんがん」と呼ぶ習わしのようです。

 

「鞍馬から牛若丸が出でまして名も九郎判官」「ああ、義経義経。」
それじゃ、落語の「青菜」じゃないですからね。
ねぇ、植木屋さん!!

 

話は戻って、テレビ番組でも、いろんな方がこの役を演じましたが、私の中では名優・杉良太郎さんですね。
でも、本当はもっと官僚的な方だと思いますね。

 

出世されて、一度は旗本の最高職の大目付(1844年 - 1845年)にも就任されています。
本当は、名目上出世させて、大目付にして、体良く市政から外された形になっています。
しかし、水野や鳥居と対立するも、将軍家の信任厚く「能吏中の能吏」と評されいます。
嘉永5年(1852年)隠居後は、剃髪して帰雲と号して僧籍に身を置いて、悠々自適の生活を送ったと言います。

 

どちらにしても、桜吹雪を見せて、お裁きはしていません。
刺青があったという史実は、証拠がないように思いますね。
どちらにせよ、歌舞伎が今も残っているのは、この金さんのお蔭だと言います。
ありがたいことです。

 

日々の暮らしの中に、ささやかな幸せがあります。
ありがたい仏縁のお蔭です。

 

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。

 

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせます様に、祈るばかりです。

 

最後まで、春爛漫のランチの話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。