''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

宇和島のじゃこ天にて、一献参り より。

何とも春めいた気温ですね。
春も近いです。
食卓に上がる旬の食材も、スーパーではよく見かけます。
いかなごや新子となると、海の幸も春です。
なかなか美味いものです。

そんな中、近くのスーパーフレスコで、宇和島のじゃこ天が、安く売られていました。
あったりなかったりのプロパーの商品ではありません。
見つけると、すぐにゲットしています。

じゃこ天は、なかなか美味いです。
しょうが醤油で頂いても美味いです。
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最近は、マヨネーズにオン・ザ・一味も組み合わせも、悪くないです。
イチラーですから、当然です。
そう当たり目を食べる時の味わいです。
マヨネーズも、何にでも相性がいいです。

初鰹と言えば、初夏の味ですが、この鰹の刺身にマヨネーズも悪くないです。
一見すると気持ち悪いようにも思えますが、鰹のたたきとなら、まずそんなこともありません。
鰹には、わさびよりしょうがかもしれませんね。
それとも、辛子(からし)でしょうかね。

初鰹 からしがなくて 涙かな 
英一蝶の返歌を思い出します。

今日は、鰹でなくて、じゃこの話でしたね。
宇和島と言えば、じゃこ天でも有名です。
それども、宇和島と言えば、やはり宇和島城が有名です。

文禄4年(1595年) 藤堂高虎宇和郡7万石を与えられ入城に伴い、城郭の縄張りをなし、現在の城郭の基本となっているようです。
藤堂高虎と言えば、城作りの名手です。
珍しい五角形の城郭です。(しかし、見た目は四角形であり、空角がある珍しいお城です)

慶長19年(1614年)になって、伊達政宗の長男(庶子のため嫡子ではない)・伊達秀宗が10万石で入封する至っています。
ただ、長男でありましたが、庶子のため嫡子ではないので、この地に領地を賜ったようです。

歴史の上では、宇和島と言えば、伊達家と見るのが、慣わしのようです。
お宝が眠っているのでしょうね。

その中でも、香木「柴舟」は、特筆すべきお宝かもしりません。
俗に「一木三銘」とも「一木四銘」とも呼ばれている香木があります。
伊達政宗細川忠興小堀遠州たちと、1つの香木を分け、政宗は「柴舟」・忠興は「白菊(しらぎく)」・遠州は「初音(はつね)」(また、後水尾天皇は「蘭(ふじばかま)」)とそれぞれ銘をつけたところから、そう呼ばれる由来のようです。(Wikipedia参照)

一つの香木が、家と家の騒動になる戦に繋がるかもしれない一大事になり、これを回避するために、一つの香木を3つ4つに分けたという事です。
江戸時代初期ですから、本当に香木一つで戦になったかもしれません。

その政宗の手に入れた香木「柴舟」を「小茄子の茶入れ」と一緒に手紙と一緒に秀宗に贈っています。
庶子とは言え、長男だけに、政宗の秀宗に対する特別な親心を感じるのは、私だけでしょうかね。
余程に可愛かったのかもしれません。

じゃこと言えば、まさに雑魚の事です。
でも、雑魚でも美味しい旬なら、こんなに美味しい天ぷらになります。
フライパンで、両面に焦げ目を付けるくらいに焼くと、香ばしくて美味いです。

やはり、これに合うのは、日本酒の熱燗でしょうかね。
まずは、これにて晩酌を一献です。

し・あ・わ・せ・です。
こんなお手頃なもので、ささやかな幸せを感じられるのは、幸せです。
日々の暮らしの中に、ささやかな幸せがあります。
ありがたい仏縁に感謝して暮らさせてもらっています。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、庶民の雑魚な話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。