''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

日蓮宗本山 本満寺の八重の桜を愛でる より。

昨日に続いて、相国寺承天閣美術館、~室町の花~「観世宗家展」を見た後、境内を東に抜けて、寺町通りに向いました。
その途中に、何やら桜が見えています。
大きな寺院の山門から見える素敵です。
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山門越しに見える桜はいいですね。
ただ、今見ごろなのは、八重の桜です。

 

この寺には、有名な垂れの桜があるようです。
ただ、この訪れた日には、すでに葉桜でした。
写真が飾られていましたが、何とも立派です。
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とは言え、今咲いている八重の桜も綺麗です。
ぼんぼりのような丸い花の形がいいですね。
しばし、満開の桜を鑑賞します。

 

逢花打花逢月打月(はなにあえばはなをたし、つきにあえばつきをたす)

 

名残惜しい桜だと思わずに、今ある桜の姿を精一杯楽しみたいです。
執着はありません。

 

打とは、心を打つと言うあの打つです。
この禅語では、たすと読みます。
過去の記事にもしています。

 

この寺院は、本山広布山本満寺(こうふざんほんまんじ)、本称広宣流布山本願満足寺、通称寺町本満寺と称する日蓮宗由緒寺院の本山のようです。
日蓮宗には、総本山、大本山、本山と、やたらに本山というのが多いです。
それ以外は、一般寺院と言うようです。

 

よく分かりません。
ただ、総本山は、身延山久遠寺(くおんじ)です。
こちらは、あの天下五剣として有名な名刀・数珠丸恒次の由来からしても、有名です。

 

日蓮上人が、身延山を開く時に、信者から贈られ、この太刀を帯び、太刀の柄に数珠を掛けた由来によります。
一時、行方不明となり、大正末に発見され、元の身延山には戻らず、本山・本興寺の宝刀になっていると聞きます。

 

刃長81.1cm・反り3.0cm・銘『恒次』と銘が入っています。
作ったのは、平安末から鎌倉初期時代の古青江恒次と言われています。
ただ、今本興寺あるのは、佐藤寒山氏によると、古備前の恒次ではないかと解されているようです。

 

これがどういう意味をなすのか、天下五剣の内一振りだけ、国宝でなく重要文化財と鳴っています。(あとの4振は国宝です)
もともと古備前の恒次たったのか、途中から摩り替わったのかは、歴史の闇かもしれません。

 

「ヤミヤミの実」のティーチの力を持ってしても、その答えに「リーチ」は掛かりません。(笑)
ただ、真実が出るなら、プルトン級の冥府魔道の話に発展しそうです。
歴史に闇は、つき物です。

 

このまま、寺町を下って出町柳橋の辺りまで、戻る事にしました。
気温も暖かで、天気もいいし、穏やかに一日を過ごせました。
ありがたいことです。

 

日々の暮らしの中に、ささやかな幸せがあります。
ありがたい仏縁に感謝して暮らさせて貰っています。

 

心の三毒を廃し、心静かに安穏にくらしたいです。

 

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

 

最後まで、本当に満足したような桜の話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。