''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

鰤(ぶり)の塩焼きに、すだちを添えて より。

朝からいい天気です。
昼間にしては、少し暑いと感じる気温です。
9月も今日で終いです。

あっという間に、年の瀬を感じるのかもしれません。
40の半ばを過ぎれば、月日の経つのが、子供の頃に比べれば早く感じます。
1年の長さが、半分ほどに感じます。

昨日と言い、今日はまた今日と暮らして、明日香川、なんと早く流れて行く月日

春道列樹(はるみちのつらき)の「古今和歌集」の和歌を思い出します。
綺麗さびの小堀遠州本歌取りした名物『飛鳥川』の釉薬のたれを思い出します。
過去の記事でも紹介しています。
飛鳥川』は瀬戸の肩衝(茶入)です。(湯木美術館所蔵)

偉大な功績を残した名料理人の後継者が、こうした事が吉兆に繋がらず、店を潰したと言うのは、やはり、流れの如くかもしれません。
やはり、きっちょる(かんとうしょうえの造語)ような使い回しは良くないことです。

和歌や俳句は、いいですね。
時間の流れを超越して、何かを伝えることが出来ます。

世の中に、普遍のモノはそれほどありません。
自然の摂理くらいでしょうね。
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先日、いい鰤が売られていで、塩焼きにしてみました。
照り焼きも考えたのですが、あっさり塩にしてみました。
すだちを添えて、ハイポーズです。
「綺麗よ。素敵よ。もっとセクシーに」と写真の鰤に声をかけます。

「先生、先生、かんとうしょうえさんが・・・・・・・」
少し痛いと思わないでください。
あるんですよ。
こうしたことがね、ブロガーにはね。

塩焼きにしたのは、すだちの持ち味を生かすためです。
照り焼きなら、タレの味ですだちの風味が、立ちません。
塩焼きなら、すだちの酸味が、これまた合います。
遠州飛鳥川の引用なら、タレ焼きの照り焼きにすべきだったのかもしれません。
これもタレ焼きの演習ですから、綺麗に、わびます。(ごめんよ m(_ _)m)

鰤と言えば、出世魚の代表格です。
ツバスやハマチと言うのが、その前の名前です。
地域によって、名前も違います。

しかし、鰤になると、脂のノリもいいです。
刺身にしても、ブリ大根のように煮ても美味いです。
もちろん、照り焼きにしても、美味いです。
皮まで、こんがり焼けば、鰤の皮で一杯呑めます。

私の暮らしに、出世は無縁です。
その反面、半沢さんもみたいに、内部の邪魔の障害もありません。
悪くないくらしです。
今あることに感謝して、日常を暮らせることが何よりありがたいです。

日々の暮らしの中に、ささやかな幸せがあると、信じています。
ささやかながら、ありがたい仏縁を得たと、感謝して暮らさせて貰っています。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいと、願うばかりです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事でありますようにと念じます。

最後まで、鰤にすだちの酸味が目にしみる話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。