''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

即席30分で作ったおでんで、晩酌してみました より。

朝からどんよりすることが多かったですね。
天気の予報も、晴れのち雨と言うのが、京都の天気予想でした。
最高気温も26度と、前日の気温の差があります。
こうなると、クビダス(かんとうしょうの造語)の確立も高くなります。
痛い指数も高くなり、不愉快モードに進みます。

 

これじゃいけないと、自分に喝を入れます。
禅の世界では、古来「臨済の喝、徳山の棒」と言います。
喝と言えば、何やら監督や張本さんのような野球の世界の方が、発するようなイメージになりつつあります。
もちろん、そんな事はありません。

 

喝が野球の珠なら、徳山の棒はバットと言う事になりますよね。
少し気温が下がれば、おでんが食べたくなると聞きます。
前日との気温の差が、どうもおでんをイメージさせるようです。
コンビニのおでんもよく出来ています。
私のお気に入りは、厚揚げです。

 

私のノミュウド(かんとうしょうえの造語、呑みと狩人をかけ合わせた言葉ですの思う)聖地と言えば、大阪の東こと、京橋です。
誰も、東と呼びませんが、東と言うようです。
北、南、そして東に、西です。
西って、どこなんでしょうね。
福島ってことはないですか?

 

そのノミュウドの聖地京橋のJR駅前にあるのが、「まつい」です。
ここは、串カツとおでんが美味いです。
野菜が高騰して、キャベツが1玉800円以上になろうとした時、惜しげもなく、無料のキャベツを、これでもかと、最高級のいいキャベツをお客さんに振舞った、あの商売センスのいいお店です。

 

「損して得とれ」の商人の全うな道を歩んだことに、深く感銘を受けています。
やはり、商人魂も、立派です。

 

話は、脱線したままですが、ここ「まつい」に来れば、かならず「厚揚げ」は頼みます。
もちろん、湯豆腐も頼みます。
1.5センチに薄く切られた豆腐に、出汁が吸いまくったいます。
湯豆腐は、単品として売られています。

 

おでんは別個にアルミの皿に盛られます。
まず、湯豆腐と食べて、その日の出汁加減を確認します。
その上で、おでんを頼めば、お皿は1枚で済みます。
最初に、おでんと湯豆腐を頼むと、お皿が2枚になります。
少しでも、節水に協力しますよ。

 

ここの厚揚げも、出汁がしゅんで、これまた美味いです。
たまには、まついに行きたくなります。
串カツ数本たべて、湯豆腐と厚揚げなどのおでんを少し食べて、これに大びんビールに日本酒1級を2杯呑んでも、2000円で釣りが出ます。
立ち飲みですから、これでも大得意さんの方です。

 

もうひとつ奮発して、3000円コースなら、お大尽気分になれます。
あと追加するなら、ドテ焼きはおススメ出来ます。
骨付きの若鳥も、もう一度食べてもいいですね。

 

軽く呑むなら、1000円でも十分です。
いつもは、これですけどね。
お酒も安いですからね。
大瓶ビールと串カツ1本なんてお客さんもいます。

 

そんなまついのおでんを思い出して、家で晩酌の肴に、即席30分でおでんを作りました。
お風呂に入っている間の時間が、それくらいです。
風呂前に、鍋に練り物と豆腐とこんにゃくとじゃがいもを入れて、出汁で一煮立ちさせて、醤油、酒で味を調えておきます。
これで、火を止めます。

 

その間に風呂場に入ってシャワーで汗を流します。
一度、鍋の温度が下がると、味がしみ込んでいきます。
おでんも、カレーと一緒で、時間が経った方が美味いです。
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即席だと言っても、豆腐、じゃがいも、がんもどき、こんにゃく、ごぼ天、竹輪、2種類の練り物の珠、そして、きんちゃくなどが入っています。
特売のおでんのセットが、255円なら、これは買いです。
底値かもしれません。

 

シャワーを済ませて、身支度整えている間に、再度火を入れて温めます。
その時、最後の練り物と、きんちゃくを入れます。
きんちゃくの中身は、餅ですからね。
煮込むと、餅が溶けます。

 

私は、きんちゃくが好きです。
すじ肉を入れたかったですが、30分じゃ少し無理です。
また別の日に、すじ肉メインのおでん風の煮込みをしたいです。
播州産の私には、どうもおでんと言うより関東煮(かんとうだき)です。
それを、有村架純さんが関西弁を標準語に変換するみたいに、私も一度、関東煮をおでんに変換しています。

 

たかが「おでん」されど「おでん」です。
播州人のソールフードです。
播州のノミュウド(かんとうしょうえの造語、呑みと狩人をかけ合わせた言葉ですの思う)は、大抵関東煮で一杯呑んでいます。
子供のころのイメージです。

 

もちろん、小皿にしょうが醤油に付けます。
出汁の色は、真黒です。
出汁は、基本飲みません。

 

お店では、真黒な出汁も捨てません。
焼き鳥のタレみたいなものです。
使えば、使うほど、深みが増します。

 

おでんと言えば、燗酒が対(つい)になっています。
魯山人殿、燗酒とおでん合うと、思いますけどね。
油も煮込んで煮込んで、灰汁と余分な油をこまめにすくえば、脂っこくないおでんです。

 

京都のおでんは、基本澄んだ薄いきれいな出汁です。
これはこれで美味いです。
文化の違いかもしれません。

 

この日作ったのは、播州のおでんではありません。
でも、しょうが醤油は欲しくなることはあります。
播州おでんなら、即席30分では無理です。
何時間も煮込まないと美味しく出来ません。

 

日々の暮らしの中に、ささやかな幸せがあります。
ありがたい仏縁を得たと、感謝しております。

 

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。
それを願うばかりです。
今日も一日、私も世の中も、平穏無事でありますようにと念じます。

 

最後まで、おでんだけに高速の宴の話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。