''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

洋皿コレクション マイセン(Meissen) Bフォームコバルトプレート16cm より。

朝からどんよりとした京都伏見の地です。
先日の白ワインの記事に関連して、相方のコレクションを見せてくれました。
徐に、何やら包み紙を取れ出して、横にクラッカーを取りだして、何やら出たと思ったのが、一枚のお皿です。

 

一枚、二枚、三枚、・・・・・と数えるのは、それはお菊さんです。
季節がら、秋の菊の大輪も見事です。
そう言えば、来年の大河ドラマは、「軍師官兵衛(かんべえ)」でしたね。

 

お菊と言えば、諸説はありますが、姫路城のお菊井戸に因んであります。
それも、時代は小寺家の時代ですから、時代もジャストミ~トです。

 

福岡藩祖、黒田官兵衛孝高(よしたか)が主人公ですからね。
同じ播州の同胞人として、興味深々です。

 

黒田官兵衛孝高と言えば、太閤秀吉の軍師であった天下平定の大功労者です。
それと同時に、秀吉公がもっとも恐れた武将でもありましたからね。

 

有る時、大坂城で秀吉が近習の供達と、戯言の雑談をしていた時、自分が死んだ後、天下を取るのは誰であるのかと、供に聞いた。
流石に、太閤殿下の死の後の事ゆえ、言葉を出さなかったと、しかし、戯言よっと言って、あえて、尋ねられたと聞きます。

 

この段階では、やはり、石高200万石を超える内府・家康公の名前があがります。
次に、利家公、石高の高い順に、名前が出ますが、答えではなかったということです。
答えが分からず、秀吉公が名指しした人物こそ、黒田官兵衛孝高(よしたか)だと聞きます。

 

史実か否かは、分かりませんが、よく秀吉公の意向をくみ取っていると思います。
この話を聞いた後、官兵衛殿は、隠居願いを出したと言う後談まであるだけに、よく作られた話のような気がします。

 

秀吉公の時代、海外と貿易も盛んでした。
あの華やかな安土桃山時代ですからね。
南蛮渡来の商品も、京都や大坂の街で、買えたのかもしれません。

 

日本から輸出されたモノにもいろいろありますが、その中でも焼き物も多かった事でしょうね。
ヨーロッパの方には、陶磁は憧れが強かったと思います。
1298年マルコ・ポーロが書いた「東方見聞録」により、ヨーロッパに初めて東洋の磁器の製造方法が紹介されたというと聞きます。

 

17世紀辺りには、ポルトガルの勢いが強く、東洋に対する貿易の利益を寡占していたようですね。
日本にも、ポルトガルの影響が色濃く反映されていましたからね。
タバコ、カステラ、ボタンなど、今でも使われているポルトガル語が、印象的です。

 

東洋の陶磁の技術が、ヨーロッパに伝わると、いろいろな有名な窯で作られるようになります。
その中でも、今でも洋食器と言えば、いろいろなメーカーの名前で出ます。
今から、300年近くの歴史がある窯にマイセンがあります。
現代にあっても、人気の洋食器です。
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マイセンと言えば、皿の裏は、この紋章です。
日本の器の裏に、「ロ」の字かあれば、魯山人の作と言う事になります。
メーカーや作者の記しでもあります。
なかなかいい出来です。
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いっぱい使用された金は、「グラッツゴールド(光沢金)」と呼ばれ、これはマイセン社だけが持つ特殊な金彩のようです。
19世紀半ば、「ハイッリヒ・ゴットロブ・キューン」によって開発されたとあります。

 

なかなかいい食器ですかね。
日本の物とは、少し視点が違います。
もちろん、鑑賞用の絵皿でしょうね。
使用して洗う時、たわしで擦ると金彩が取れますからね。
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でも、食器は料理を持ってこそ、食器です。
と言いながら、汚れないようなクラッカーを盛りました。
何もトッピングしていませんが、このクラッカーの上には、マロッソされたキャビアが乗っています。
それも、一番大きなベールガーにしておきましょうね。
エアーキャビアです。

 

白ワイン片手に、キャビアはありません。
クラッカーの横には、金のスプーンが置いててあります。
エアーゴールドスプーンです。

 

キャビアは、敏感ですから、金のスプーンなら、嫌な金属臭や味がしません。
金は、玉水意外には、解けませんからね。
口に入れても、あの金属アレルギーはおきません。
私も金属のスプーンを口に入れるのが、少し苦手かもしれません。
ハフハフーとなります。

 

アサヒ・スーパードライを呑んだ時に感じるあの雰囲気です。
何となく金属臭を感じます。
ただ、缶ビールですからね。
瓶ビールでも、感じます。
ドライの製法と何か関係がありそうです。

 

肴が、キャビアなら、飲み物は、ウォッカか、辛口の日本酒もいいと思います。
両極端ですね。
でも、ワインに魚介類、特に生モノは合いにくいと思います。
生牡蠣に白ワインの選択はありません。
生牡蠣なら、ポン酢たっぷりの酢牡蠣にして、辛口の日本酒が食欲をそそります。

 

牡蠣鍋も.食べたくなりました。
しかし、仕事柄、牡蠣はご法度です。
食する事が出来ません。
どうしてって、火の回りでは、そりゃ牡蠣厳禁(火器厳禁)と言いますからね。(ここしか笑うと来ないですよね。とおるちゃん!!)
病気が怖いので、ノロノロと動く事は出来ません。

 

日々の暮らしの中に、ささやかな幸せがあります。
ありがたい仏縁を得たと、感謝しております。

 

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。
それを願うばかりです。
今日も一日、私も世の中も、平穏無事でありますようにと念じます。

 

最後まで、無用な金言をたっぷり盛った話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。