''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

深夜食堂 第八話 ソース焼きそば より。

なんか寒いです。
日が沈むのが早いせいか、気持ちも落ち込みます。
先日、仕事に行くのに愛用のスクーターに乗っていると、突然車が出て来ました。
とっさの事に、ブレーキをかけましたが、どうした訳か、すっぽ抜けた感じです。

 

どうも、前輪のディスクブレークのオイルが減っていたみたいです。
それが、昨日になって、全く前輪ブレーキが利かなくなり、同時に後ブレーキの利きが悪いとダブルブレーキの故障です。

 

これはいせません。
危険で仕方ないです。
いつも前を通っている自転車店に駆け込んで、ブレーキオイルを充填してもらいましたが、やはり、老朽化がスクーターには見られます。
とりあえず、応急的な処理をしてもらえたので、何とか支障はありません。
ただ、いつもっと悪くなるのか、不明です。
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何だか温かい物が食べたくなります。
先日、冷蔵庫にあったものを入れ込んで、焼きそばを作りました。
ソース焼きそば、目玉焼き乗せです。

 

木枯らしが吹く寒い番と言えば、ソース焼きそばに、目玉焼き乗っけて」と言えば、深夜食堂 第8話 ソース焼きそばを思い出します。
YOU演じるリンリンこと、元アイドルの風見 倫子が、時々ふらりと深夜食堂に立ち寄ります。
まぁ、常連さんですね。
いつも食べるのは、ソース焼きそば、目玉焼きのせです。

 

とあることから財布を拾ってもらって知り合った男に、お礼に朝ごはんをご馳走します。
その時の男こそ、倫子の父らしいのです。
ちょうど、映画の撮影中ですが、どうもいい演技が出来ず、スランプの最中、子供の頃の切ない境遇と、倫子の生い立ちがリンクしています。
捨てられた子供が、父親と再会した時、映画では「ありがとう」言う台詞が、本当に出るのかが、疑問でした。

 

マスターに相談しているとき、出された焼きそばが、四万十川の青のりをかけて焼きそばでした。
倫子は、涙しながら、この焼きそばを食べます。
教えてくれたのは、父親らしき男です。

 

その子供の頃、父が作ってくれた四万十川の青のりをかけて、焼きそばを食べるシーンを回想します。
この事が、きっかけに映画もふっきれで、捨てられた父親に「ありがとう」と台詞を発します。

 

ホームレスとなっていた父親が、倫子の記事の新聞を切り抜いて、太ももに乗せて広げます。
余韻のある深夜食堂の印象的なシーンです。

 

そう言えば、60年前に赤ちゃんを取り違えられた男性のニュースを見たとき、このシーンを少し過ぎりました。
60年前に、戻ることが出来ないだけに、やり切れない気持ちでしょうね。
もともとの両親元で育ったら、他の兄弟同様に裕福に育てられたはずです。

 

この事件を聞いて、山口百恵さん主演の『赤い運命』を思い出された方も多いはずです。
父親の島崎栄次は、名優・三國連太郎さんでしたからね。
スーさんとは、全く別人ですよ。
伊勢湾台風が、親子の運命を分けたことになっています。

 

今回の事件は、赤ちゃんの取り違えです。
そんなことが、昔はよくあったと聞きます。
今では、そうしたことがない様に、目印のタグを付けて、間違い防止をしているように聞きます。

 

とは言え、そんなことは本人には、全く関係のない事です。
もし、事実を知らずに、この世を去った親御さんが居たなら、どんな気持ちに成られるのかと思うと、いろいろと人生を感じます。

 

子供の頃に食べた食べ物の記憶は、人間の人生を大きく左右します。
豪勢な食事でなくても、家族と共に食した楽しい記憶が、食べ物を通して、蘇ります。
そんな物かもしれません。

 

食べた物とは、単なる生きる糧ではないのです。
ありがたいと思いつつ、美味しく頂けることが、何よりありがたいです。
今夜も、軽く晩酌タイムして、体を温めることにします。

 

日々の暮らしの中でも、ささやかな幸せがあります。
ありがたい仏縁に、感謝して暮らさせて貰っています。
それがありがたいことです。

 

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らすことを旨としています。

 

今日も明日も、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

 

最後まで、てんこ盛り焼きそばの麺のようにクドク長く続く話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。