''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

伏見のカトリック教会の☆が見えます より。

今年も残りわずかです。
師走と言え、何となくせわしいように感じます。

 

気分だけでしょうけどね。
少し大掃除をしています。
それに少し疲れたのかもしれません。

 

何やら風邪を貰ってしまったみたいです。
仕事場でも、風邪か流行っています。

 

最近、ノロウィルスの脅威がニュースでも報じられています。
ちょっと怖いです。
ノロウィルスは、口からうつる病気だそうです。

 

今日は少しグロッキー気味です。
しかし、夜に行かないといけない用事がありますので、しばし休息しておきます。

 

昨日の旧ダイエー藤森店から、第二軍道も東に行くと、聖母女学院があります。
その手前に、カトリック教会があります。
この時期、クリスマスのイベントで、玄関周りにいろいろなパネルが飾られています。
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夜になると、この教会の塔に、☆の電飾が灯ります。
最近では、クリスマスの電飾を、ご家庭でもされる事がありますね。

 

こちらは、本物ですが、華美ではありません。
やはり、厳かな教会です。
クリスマスムードも盛り上がります。

 

この時期、私のブログでは、サブテーマに赤穂浪士を特集しています。
芥川也寸志さん作曲の、あのテーマソングが聞こえてきそうです。

 

☆と言えば、やはり歌舞伎の大星由良助でしょう。
歌舞伎の中でも『忠臣蔵』は人気の演目です。
大序から11段までと長編です。

 

特に有名なシーンと言えば、二段目の「鮒だ、鮒だ、鮒さむらいだ」のセリフでしょうね。
鮒侍って、どんな侍でしょう。
寒い時期なら寒鮒なら、甘露煮しても食べられそうですが、こっちは憎たらしいだけて、煮ても焼いても食えません。

 

それに、やはり、四段目の扇ヶ谷 塩冶館 判官切腹のシーンです。
こちらは、落語の「淀五郎」を踏まえて考えると、これまた楽しいです。
九寸五分の短刀を手に、「由良助は」、それに対して傍らの力弥が「未だ参上仕りませぬ」と返事するシーンが、何とも言えず物悲しいです。

 

そして、切腹した後に、由良助が表れます。
見せ場のシーンと言えます。
形見の九寸五分の短刀を手に、思う所があります。

 

実際では、奥州一ノ宮田村右京大夫屋敷での切腹です。
それも、5万3千石の一国一城の主が、庭先での切腹など聞いた事がありません。
検視の正使は、大目付荘田下総守、副使は、目付の多門伝八郎です。
副使の多門が、荘田下総守に、庭先での切腹に、異議を唱えます。

 

武門の筋は、多門にあります。
しかし、正使の大目付は、老中支配です。
副使の目付は、若年寄支配です。
支配、つまり指揮系統が違うので、異議を唱えても、正使に決定権があります。
庭先での切腹が決定です。

 

刃傷の上、切腹、お家断絶に聞いた赤穂の藩士は、驚きと同時に怒りを覚えたと思います。
その時に、映画やドラマでは、内蔵助が内匠頭の書いた辞世の句を詠み上げます。

 

風さそう花よりもなお我はまた春の名残を如何にとかせん

 

主のあんたが、如何にとかせんでしょうと、ツッコミ入れたくなります。
前後の分別も着けず行動したからです。
こんな主君に仕えた藩士は、哀れとしか言えません。
しかし、それでも武士です。
主の恨みを晴らすのが、家臣の勤めと、吉良家に討ち入ることになります。

 

歌舞伎では、11段で討ち入りの場です。
大星が形見の九寸五分で、首を上げます。
歌舞伎や映画では、大抵ここで終わりです。

 

中には、泉岳寺に引き上げて、主君に挨拶するシーンもあります。
作監督の『赤穂城断絶』では、最後に義士の切腹シーンがあります。
最後に名前を呼ばれた内蔵助が、その行く道すがら、棺桶が並ぶ中、静かに切腹に向かいます。

 

この時の内蔵助は。名優・萬屋錦之介さんです。
やっぱり渋いです。

 

太平の世にあって、こうした忠義の民は、あくせく働くサラリーマンに変身です。
しかし、会社に忠義を尽くしても、「はい、お疲れ」と肩を叩かれて、それで終了です。
ある意味当時より、むなしい時代かもしれません。

 

風邪ひいてますから、熱いのをひっかけて眠りたいです。
それですが、夜の義理を欠くことは出来ません。
遅参もかないません。
不忠の者と侮られては困ります。

 

日々の暮らしの中に、ささやかな幸せがあります。
ありがたいことに、仏縁を得たと、感謝しております。

 

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。
それを願うばかりです。
今日も一日、私も世の中も、平穏無事でありますようにと念じます。

 

最後まで、風邪誘い違ったの話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。