''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

新年明けましておめでとうございます  祝いのお重編 より。

新しい年明けです。
悲しいかな大晦日から朝の9時まで、仕事でした。
仕事場で迎えた新年も感慨深いです。

 

朝方小雨が降っていました。
まだ朝も明けきらない5時半過ぎの出来事です。
今の大阪地方は、晴れています。

 

とれあえず、家に帰って祝いの膳の用意をしている所です。
まずは、屠蘇の用意です。
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松竹梅の竹の塗りの枡にて、一献参ります。
箸置きもちょっと鼓型です。
よーぉ、めでたや。めでたや。新しき年。
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雑煮も用意しました。
丸餅三個に白みそ仕立てです。
天に鰹節とネギを盛りました。
やはり、関西は丸餅に白みそが定番です。

 

雑煮は、もともと臓煮と言う、臓器を温めると言う意味合いがあります。
臓とは、五臓六腑の臓です。
五臓六腑を温めるような滋養強壮のある食べ物で有ります。

 

因みに、お節は、節振舞い料理という言葉が、丁寧語の「お」を付けて「お節」と呼ばれるようになりました。
節とは、節日の事、つまり、神が地上に降り立つ日です。
神様と一緒に、食事をする為の料理が、お節なんですね。
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ですから、どこでも手の入る安い食材が、お節になっています。
それに、ゴロを付けて、ゲンのいい洒落た言葉が使われます。
要するに何でもいいんです。
そんないい加減な解釈の元に、私もお節を詰めました。
出来あいの物を、手持ちの重に見立てた三段重ねに収めました。
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まずは、一段の重です。
紅白鱠に、黒豆金時、どんこと海老の焚き合せ、それにたたきゴボウです。
紅白のゲンのいい色合いと、マメマメしく働ける、そして、金時は、「お金」です。
海老は長寿、ゴボウやシイタケは、根を張って生きていく、など強引なゴロです。
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次に、二段の重です。
ごぼうの、レンコン、蕗、人参の焚き合せと、昆布の煮物です。
レンコンは、先行きが見通せます。

 

蕗は、富貴に通じます。
「冨貴是吉祥」のお家元の書を思い浮かべます。
昆布は、喜ぶに通じます。
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三段の重は、里芋、高野豆腐、筍の焚き合せです。
里芋類は、米が日本に入る前からの主食の一つです。
高野豆腐は、一度凍らせて保存性の高い弘法の知恵の終結です。
竹は、破竹の勢いの例えの如く、成長が望まれます。

 

こじ付けの語呂合わせです。
さっき家に帰ってですから、出来あいですが、気持ちは祝いの膳です。
これから、屠蘇を頂きます。

 

今年も良い年になって貰いたいです。
そう念じるだけです。
残念ですが、15日もしくは、20日まで仕事が続きますので、当分は日本酒は呑めないです。
今日は、また夕刻から仕事が入っていますので、昼間の少しだけの正月気分です。
それでもありがたいと感じています。

 

日々の暮らしの中に、ささやかな良かったがあります。
それを見つけられる暮らしがいいと思います。
ありがたい仏縁に支えられています。

 

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮したいです。

 

私も世の中も、平穏無事であるこを祈ります。

 

最後まで、ささやかな貧家の屠蘇にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。