''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

路傍に咲いたさざんかの花に癒されて より。

朝から雨降りの大阪です。
5時半過ぎに外に出ると、すでに小雨がパラパラしておりました。
天気予報の通りの涙雨です。

 

朝のニュースに、やしきたかじさんの訃報に、気持ちが沈んでおります。
私と同じような思いの方も多いはずです。
関西人にして、大阪をこよなく愛した名司会者でしたね。
昔から見ていますから、この差し棒を使っての、あの名調子が聞けないと寂しいです。

 

読売テレビの朝の辛坊さんの心痛な面持ちに、感慨深いものを感じた次第です。
享年64歳とは、若すぎます。

 

私は、やしきたかじんさんのドラマの評論を聞くのが好きでした。
なかなか的を得た評論に、視聴率を絡ませた予想には、評判が良かったと思います。
心からご冥福を祈ります。

 

朝から湿っぽい涙雨となりました。
すでに、年末から急に決まった仮の勤務にも、少し慣れて来ました。
もう1週間から10日程で、新しい仕事場も決まりそうです。
後任者も決まりそうな予感だと聞いております。

 

とは言え、夜勤を含めた管理業務は、不慣れですから疲れます。
睡眠時間が極端に少なくなり、家に帰って自分の仕事をこなさないと行けないにも、かかわらず、言い訳ばかりして、しばしの仮眠をとって、トンボ帰りの日々を送っています。
まだまだ未塾者です。

 

しかし、勤務と拘束時間と通勤時間を含めると、トータル18時間ほどですから、残りの時間を考えれば、精一杯やっている方です。
言い訳ばかりでは、いけませんね。
自分を奮い立たせます。
イメージ 1

仮の仕事場と家の往復の途中、道路に設置してある花壇に目が行きます。
さざんかの花です。
しばし、花に癒されます。

 

さざんかと言えば、大川栄策さんのヒット曲「さざんかの宿」(作詞:吉岡治 作曲:市川昭介)でしょうね。
今、Yahooでは、歌詞を記載するのが、禁止されていますので、そのフレーズを記載する事はできません。
しかし、曇ったガラスを手で拭いたと言う歌い始めの文句がいいですね。
その情景が、ビジュアルとして目に浮かびます。
名曲とは、そうしたイメージを増幅させてくれる歌詞が多いです。

 

禁断の愛が、そこには綴られています。
何とも切ないですが、仕方ないです。
アダムとイブのように禁断の果実を、食してはいけません。
曇ったガラスを拭いても、もちろん、明日は見えませんよね。

 

このさざんかの花を見て、凄い想像が出来るものだと、感心するばかりです。
子供の頃にヒットした曲ですが、歌詞の内容が分かるにつれて、不思議な歌だと感じる事はあります。
昭和の歌には、独特の雰囲気があります。
平成の演歌には見られません。

 

リバイバルやカバー曲が、少しブームになっています。
映画もリメイクした作品も多いです。
先日、「十三人の刺客」(監督:三池崇史)を見ました。
どうもいけません。

 

片岡知恵蔵さん主演の初期「十三人の刺客」(監督:工藤 栄一 脚本:池上金男池宮彰一郎))の方の作品の方が、格調高いです。
映像が鮮明だけに、えぐさしか感じません。

 

役者陣も悪くないのに、リメイクしない方が良かったと言えます。
脚本も構成も良くないです。
時間の無駄だった気がします。

 

その中でも、悪役の明石藩主松平左兵衛督斉韶を稲垣吾郎さんが演じられています。
残忍な感性が、恐ろしいくらいのハマリ役です。
もともと、そうしたクールな部分が本人の中にあるような役でしたね。
一気に、嫌になった気がします。
演じると言うのでなく、何か不快なものすら感じましたね。
後味の悪い映画に思えました。
松方弘樹さんや役所広司さんの持ち味がでていませんよね。

 

意外な発見は、佐原平蔵(浪人・槍の名手)の古田新太さんの存在です。
いい味出しています。
あまちゃんの太巻さんとは、大違いです。
時代劇に、いい感じに馴染んでおられたのが、見つけモノでした。

 

リメイクして面白いものと、面白くない物があります。
なるべく完成度の高い作品は、リメークして貰いたくないです。
さざんかの宿も、大川栄策さんのオリジナルがいいですね。
独特の世界観があっていいです。

 

関西の名司会者は数あれど、やしきたかじんさんは、余人に変えがたい人物だったと痛感しています。
無くして分かる真実もいろいろあります。もう少し持てば、あの名調子が帰って来るものだと信じて疑わなかったです。

 

少し本日は、気分が下降線です。
そんな日もあります。
日日是好日です。
静かに仮の仕事場で行う、ささやかな晩酌タイムは、湿った酒になりそうです。

 

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮したいです。

 

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

 

最後まで、涙雨が滴る話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。