''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

なめた鰈の煮付けを作ってみました より。

先日、近くのイオンに買い物に行くと、聞き慣れない名前の魚がありました。
なめたがれいと言う名前の鰈です。
東北の方でのいい方のようです。
俗に、ババガレイと呼ばれているようです。

標準和名は「ババガレイ」と正式な名称です。
漢字で書くと「婆鰈」と書くようです。
ただ、市場などでは、意味合いからして「母母鰈」と書かれるとネットで見つけました。
これなら、意味合いも分かります。

ただ、名称の由来に、鰈の粘液が強く、汚らしく感じるとの説もあります。
もちろん、美味しいので、皿までなめるという意味合いから、なめた鰈と呼ばれるという言う魚のようです。

鰈ですから、新鮮であれば、美味いと思います。
イオンで見つけて、私も煮付けにして見ました。
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少し独特の匂いがします。
何か薬品臭いというか、鰈の独特の匂いと言うか、あまり感じたことがありません。
その為、ぬめりを取るために水洗いしてから、酒とみりんを使ってに付けてみました。
もちろん、甘辛くした方が、鰈の持ち味を生かすので、砂糖も入れて少し甘い目の味付けです。

甘い目の下味をしっかり付けて、最後にしょう油で味わいを決めます。
最初に、しょう油を入れ過ぎると、辛くて食べられません。
煮汁も煮詰まりますから、加減をします。

鰈を煮付けていて、冷蔵庫にあったはずのショウガが見つかりません。
もう一度、イオンに行くわけもなく、しょうがないとは諦められません。
魚の匂い消しに、そうそう鰯を煮付けるあのモノを利用しました。

あのモノとは、我が家で漬けたチョー増塩の梅干しです。
梅干だけは、塩分を超しています。
私の口が、それを求めます。
特に夏場は、塩分を欲します。

それに、最近の減塩の梅干しなら、傷みやすいです。
塩分が必要です。
梅干しにカビが生えると、不吉なことが起きると言われますからね。

郷里の実家でも、一度梅干をダメにしたことがあります。
運悪く、家に良くないことがあったのは、事実です。
これ以来、梅干しも減塩はしません。
それに、家で漬けた梅干しなら、梅酢を利用して、ショウガも漬けられます。

そうだ、このショウガを使ってもよかったかもしれません。
ただ、煮付けですから、梅干しを2個ほど使いました。
梅の風味が、煮汁について、これはこれで美味いです。

古くなった日本酒を使って、炒り酒を造ることがあります。
1升に日本酒に、梅干しを10個ほど入れて、7~8合くらいまでコトコト煮詰めます。
すると、白身の魚の刺身に付けるタレに使えます。
ヒラメなどには、よく合うと思います。
ですから、白身の魚の代表格のヒラメや鰈に使っても、悪くないはずです。

出来あがったなめた鰈の煮付けは、美味でしたね。
本当に、皿を舐めたくなるような味わいです。
酒とみりん、それに梅干しの入った、甘い目のしょう油の効いたタレが、何とも言えずいい塩梅です。
我が家の定番になるのかも知れません。

私は、子供の頃から、鰈が大好きですから、本当に骨だけしか残しません。
もっと、魚好きは、その骨だけになったものに、白湯を張って、その出汁を呑みきると聞きます。

まだ、その通人の域には、行っていません。
食通だと分かる方なら、通と思われますが、私のような生半可な人間がしたら、それこそ落語「酢大豆」のみたいになります。
上方の「ちりとてちん」と言う話と同じです。
長崎名物と言う触れ込みです。

魚の煮付けは、中年の男が好きなおふくろの味かもしれません。
ですから、魚の煮付けも、今でも大好きです。
サバも鰯も、青背の魚は、体にいいと聞きます。
中性脂肪も、コレステロールも下げてくれるみたいです。

あのDHAでお馴染みのドコサヘキサエン酸やEPAのエイコサペンタエン酸などの脂肪酸も含まれます。
とりあえず、肉を食べるよりは、中年おやじには、いいみたいです。

そんな体にいいと言うのは、後付けです。
美味しいから食べる。
ただ、それだけです。
安くで美味いなら、これほど幸せはありません。

日々の暮らしに、ささやかな幸せがあります。
ありがたいと感謝して暮させてもらっています。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮したいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、不細工彼のなめた話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。