''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

大阪寿司の老舗 すし萬の大阪すしを食す より。

暑いですね。
雨が続きましたが、台風の影響が大きかったです。
四国では、大雨の大きな被害に驚いております。

京都に居た時には、大阪で見たことがないほどのゲリラ雨に驚かされました。
ここ数年です。
まだ、大阪ではあのゲリラ雨には遭遇しておりません。
1時間あたり100ミリを超える雨に遭遇する機会は、なかなかありません。
1時間あたり50ミリ、いや30ミリを超えても、豪雨です。
それが、100ミリを超えると、予想できない不測の事態が発生します。

道路や地面の排水機能を、著しく超えることになります。
道路が冠水して、どこが道路か歩道の縁石か判別できなくなります。
そうなると、自動車の排気穴位置まで冠水です。
四駆ならいざ知らず、普通の自動車では、考えられない不測の事態が発生です。

交差点あたりは、低くなっている所もあります。
坂と坂の交わり合いですからね。
上り坂ならいざ知らず、下り坂なら、交差点あたりの冠水は、あっというの間です。

都市機能に於いて、降雨にこれだけ弱いと言うのが、大都会の現実です。
大阪も同じです。
八百橋と呼ばれる橋の多い地形です。
それだけ水運の発達の中で生活されていたことに寄ります。
江戸時代には、日本中の物資の大坂に集結していた時代があってこそ、商売の町・商都です。
運河が多いと言う事は、水害に弱いと言う事にもなります。
もちろん、地震による津波にも弱いと言う事です。
しかし、大阪の商人の知恵には驚かされることが多いです。

まず、国に頼らないで、自分たちで物事をやりきるのは、商都大阪らしいです。
知恵があるのが、大阪なんですよね。

昨日、催し物があって、上本町の近鉄百貨店に参りました。
昼時を少し過ぎて、ゆっくり食事を取りたいと、念じて居りました。

そんな中、この12階のフロアーには、名店が並んでいます。
どうしても、行きたくなったのは、大阪寿司の名店・すし萬でした。
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すし萬のホームページに寄りますと、鮨萬(すし萬)は、承応二年(1653)に創業と記されています。
大阪寿司の本家とも言えそうですね。
大阪寿司の特徴は、箱寿司(押し寿司)です。

スーパーで買って食べるような箱寿司ではあります。
ふんわりと、それでいた口どけが良いです。
こりゃ、美味いです。
小鯛の〆加減も、穴子のほろほろと口に中でほどけて行く感じ、それに穴子が甘く上品に炊きあがっています。
素人では無理です。

それらの具材を、一つの箱に詰め込んで、箱ずしに仕立てる訳です。
美的にも綺麗ですし、味のハーモニーも舌妙です。
小鯛の上に木の芽を乗せて、その上の上品な昆布が、小鯛と昆布と木の芽の三位一体感がいいですね。
玉子もエビも、美味いです。

泣かせるのは、箸休めの山椒でしょう。
もちろん、真ん中に鎮座する巻物が、上品極まることに、美味いと言うのも、書き添えるまでもありません。
スーパーで売られているような巻き寿司とは違います。
酢飯も、それほど甘くないです。
でも、出汁の効いた上品の酢の塩梅が、舌妙です。

大阪すしの出された量は少ないですが、味の極みと言う点では、満足感の高く、完成度の高い一皿と言わざるを得ません。

お店に入って、ゆっくり頂ける対価が、税込1,944円(税抜1,800円)とは、優雅な時間を過ごせました。
目の前にいる相方は、季節のちらすすしを食されています。
こちらも、美味そうです。
次回は、こちらの季節のちらしすしを選択するか、今一度大阪すしを選択するか迷う所です。

実は仕事にも、このお店の支店が近くにあります。
仕事帰りにテイクアウトもあり得ます。
休日の素敵な昼餉になりました。
この後、足は千日前の道具屋筋に、そして、日本橋辺りを物色してから帰宅しましたよ。

日々の暮らしに、ささやかな幸せがあります。
ありがたいと感謝して暮させてもらっています。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮したいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、いろんなモノを一つの記事に箱詰めした話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。