''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

平安象彦の香入れを、菓子入れに見立てて観れば より。

この日は朝から仕事でした。
今年最初の仕事始めになります。
朝も早くから、4時過ぎに仕事場入りでしたからね。

仕事している最中、何やら思いつきました。
新年の挨拶は、先様にしないこりゃまずいと、思いつきすぐに相方にメールです。
仕事終わりも早いので、1時過ぎに終了して、そそくさと家に帰って、着替えです。
スーツは少し堅苦しいので、チノパンにPコート羽織って、いつものスクーターでお邪魔です。

到着して、中に通してもらって、いきなり敷物が座卓の上に敷かれています。
「押すなよ。押すなよ。絶対に押すなよ」の例のネタふりに違いありません。
タオルの頬被りも髭も書いていませんが、そうに違いありません。
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すぐさま何やら運ばれて来ました。
これは、平安象彦の塗り物ですね。(象彦の本店のお隣は、かの有名なMさんの豪邸ですね)
見る所から察するとに、香入れかもしれません。
少しサイズも大きいですから、違うかもしれません。
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中を開けると、菓子です。
千鳥屋の大納言清澄です。
極上寒天が織りなす上品な味わいが、堪りません。

そこに、京焼風の茶碗が運ばれて来ました。
茶碗も正月らしく椀の外には松が、椀の中には富士山が描かれておりました。
めでたい感じです。
お薄を頂き、ほっと一心地付きました。

あー、茶碗に眼が奪われて、千鳥屋宗家の大納言清澄を食べるのを忘れていました。
菓子を先に食べて、お薄を待つのが作法でしょうからね。
茶事に疎い私でも、それくらいは知っています。
喫した後、茶碗や象彦の塗りをゆっくり鑑賞です。

ここまで来れば、みなさんもご一緒に、「いい仕事されていますね」と発します。
京焼き風ですが、土は信楽のようです。
風情のある御もてなしでした。
ありがとさんです。

他愛もない雑談を2時間近くして、この日もお暇しました。
来る時あれだけ、温かかった日差しも、どこ行ったかと探したくらいに、日没近くでした。
ここに来て、シャツ一枚にPコートだけでは、極寒のような寒さです。
舐めていました。

下もいつものオーバーズボンを家に置いたままでした。
放置プレーもここまで来れば、身にしみました。
距離にして、ほぼ1マイル、スクーターで5分程の距離が、20分近くにも感じました。
凍えそうでした。
もう少しで、遭難しそうな勢いです。(冬だけに少しオーバーです)

日々の暮らしの中、感謝して暮させてもらっています。
ありがたいです。
心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮したいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、象彦を菓子入れに仕立てた話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げ
ます。