''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

我が家の食卓ものがたり  鰤大根 より。

朝から強い日差しが、居間に入っています。
もちろん、キッチンにも強い日差しが入ります。

 

今日は、何でも「鰤の日」らしいです。
それなら、魬(はまち)の日も別にあるのでしょうかね。

 

師走と言えば、主婦の方なら、年末の正月・お節の用意をイメージさせます。
京都にあっては、錦市場、大阪にあっては、黒門市場でしょうね。
錦市場が懐かしいです。
あの道幅の狭いにぎわった通りですが、いろんないい品が並べられています。

 

鰤も、寒鰤のいいものが並びます。
刺身にしても、照り焼きにしても、美味いでしょうね。

 

でも、鰤と言って、忘れられないのも、大根との相性がいい、鰤大根です。
唯一、鰤より大根が主役の料理かもしれません。

 

マンガ『美味しんぼ』では、いろんな出来事から、すっかり描く気力を失った高名画家を何んとか元気づけようとして山岡士郎らが、鰤が大好物という画伯に「最高のブリ料理をご馳走しますよ!」と言って、用意してのは、古ぼけたビルの地下、その上、出されたメニューは鰤大根の大根のみの提供でしたよね。

 

怒る周りに、美味そうに大根を食べる画伯です。
その大根に染み込んだ鰤の旨みが凝縮されていたんです。
それも、海の香りもしないビルの廃墟の地下の一室です。
それに、出されたのは、大根のみですからね。

 

鰤の姿のないまま、鰤の凝縮した大根を持って、鰤を堪能されたのは、やはり手柄だったと思われます。
ふる里は、遠くにありて思うモノと言う事でしょうね。
生半可、鰤の刺身じゃ、能がありません。

 

能ある鷹は、爪を隠さず、鷹の爪を握るモノですよ。
こんなの出ましたってね。
そのまんまやっんて、突っ込まれるのが楽しいです。

 

鰤大根なのに、大根だけですからね。
居酒屋で、これを出したら、客にクレームを付けられますよ。
あくまで、マンガの話です。

 

それにして、核心をついて来ます。
鰤大根の場合は、鰤よりも大根を食べたいですからね。
鰤を出汁に使って、大根を食べるんです。

 

美味いですよね。
煮方が悪いと、鰤の臭みしか感じません。
ここが、料理の腕の見せ所です。
大根は、米のとぎ汁で下茹でをして、鰤は、丁寧にお湯で霜降りにして、冷水で冷まして、血合などの汚れを丁寧に水洗いします。

 

魚臭いという感覚は、この下処理の差でしょう。
もちろん、酒とショウガを効かせて煮る事は、必要です。
少し甘いの味付けが美味いと思います。
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昨晩の晩酌タイムに、嫁が鰤大根を作ってくれました。
昼間から用意してくれていたみたいです。
家なら、美味しく頂けると思います。

 

時間があるなら、大根も大きく切って、時間をかけて味を染み込まれます。
もちろん、飴色まで煮ますよ。
大切なのは、一度冷ますと言う作業が必要です。
冷蔵庫で冷やすのでなく、この時期なら常温に戻せば、それで大根の芯まで味が染みます。

 

食卓に出す時に、再度温め直して出せば、熱々の鰤大根が食べられます。
家での鰤大根ですので、早く煮えるように、四分一のカットしたいのでしょうね。
出来れば、大根は、面取りして、レンズ型にするのが、理想形です。
次に作る時は、私も手伝います。

 

料理は、 ぎょんばれば、ぎょんばるぶんだけ報われると思います。(ギョギョ!! さかなクン風に)

 

ネットでは、妻子がいるとのガセ情報が流れるのも、笑える所です。
もちろん、子供がいるなら、名前も魚に因んだ名前って感じですよね。(ギョギョ!! )
さかなクンは、一見して、一発タレントさん風ですが、今上陛下のお言葉(西湖でのクニマスの発見に貢献)にも、出るような偉大な学者(魚類学者)さんですからね。
これが一番、驚きかもしれないです。(ギョギョ!! )

 

魚を食べる時、海や川のある暮らしの日本に生まれて、住んで良かったと思う瞬間です。
体の事を思えば、肉より魚を食したい世代になって来ました。
先日の健康診断でも、嫁が気を使って魚料理を食卓によく出してくれるようになったのを、大変感謝しています。

 

もちろん、この時期寒いですから、熱燗に合うのは、やはり、魚料理でしょう。
刺身にしても、焼き魚にしても、煮魚にしても、この年になって美味いと思います。
もちろん、大根の野菜も大好きです。
好きと好きで、大好きでしょう。

 

日々の暮らしの中、感謝して暮させてもらっています。
ありがたいです。
心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮したいです。

 

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

 

最後まで、アメリカの人気ラッパー・スヌープ・ドッグ似であるだけに、こんなホラ吹き話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。