''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

我が家のスィーツものがたり  外郎(ういろう) より。

朝から、やはり暑いですね。
夏だからと、分かっていていも暑いモノは暑いです。
昨日は、昼から熱帯のスコールを思わせるように、強い雨が降りましたね。

日本も、温暖化の影響で、亜熱帯の気温になったかのような予感です。
私達が中学の時に、温暖化現象や温室効果ガスなど言った言葉が使われ始めました。
でも、その時は言葉だけでした。
それが、現実的なモノになりつつありかのようです。

その時習ったことに、当時も現在も、まだ氷河期にあると言うのです。
もちろん、北極南極の地には、氷がありますからね。
ただ、海水面が、この気温の上昇により、上昇しているのは確かなようです。

一層のこと、海水を真水化して、冬の路面凍結防止ように、センターライン辺りから、水でも蒔いて、アスファルトの道路に、散水するシステムでも導入したらどうでしょうね。
打ち水的な効果は、きっとあります。
海水の真水化も、飲料に適するようにするには、費用も膨大にかかりますが、塩分を低減する程度の真水化なら、日本の高度ろ過装置でも出来そうです。

一雨が欲しいと言っても、ゲリラ豪雨はこりごりです。
息苦しいような、あのゲリラ豪雨は、閉口します。
京都などは、道路の排水機能が悪い為、ゲリラ豪雨が降れば、路面が水浸しになりますからね。
その後の鴨川の激流に驚くばかりです。

昔の夕立ち程度が懐かしいですね。
懐かしいと言えば、和菓子でしょう。
和菓子と言う響きがいいですね。

京都に居た頃は、伏見の菓子司・栄泉堂で、どれを食べようかと、和菓子の前で悩んだものです。
この時期なら、水まんじゅうもいいですね。
くず餅もいいです。
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先日嫁が手作りしてくれた外郎(ういろう)です。
名古屋名物のイメージです。
外郎を「げろう」と呼ばないで下さいね。

歌舞伎の方では、歌舞伎の「外郎売」の台詞が有名のようです。

「拙者 親方と申すは お立合のうちに 御存じのお方も ござりましゃうが お江戸を発って 二十里上方 相州小田原 一色町を お過ぎなされて 青物町を 登りへおいでなさるれば 欄干橋 虎屋藤右衛門 只今は 剃髪致して 円斎 と 名乗りまする 元朝より 大晦日まで お手に入れまする 此の薬は 昔 珍の国の唐人 外郎といふ人 わが朝へ来たり~」

外郎とは、人の名前のように解説されています。
正しくは、中国での役職名のようですね。
モノの本によると、元の国の「陳宗敬(ちん そうけい)」と言う人が、元の滅亡の後に日本に亡命して帰化しましたとあります。

こんな話を聞いた時の返事は、もちろん「そうけい」ですよ。(笑)
それにこの話からすると、外郎は和菓子でなく、薬と言う事になっています。

薬の効能も、いろいろ有るようですが、要するに万能薬の下りです。
その中に「薫風 咽より来たり 口中 微涼を生ずるが如し」の一節が気になります。
これは、禅語の「薫風自南来、殿閣微涼を生ず」のパクリですね。

と言うか、この外郎売の台詞は、二代目団十郎が舞台に出した、原型とされているものですが、ライターが居たように思えます。
当時としては、お寺さんの大本山成田山新勝寺辺りの坊さんの香りもします。

我が家で作った外郎は、少し軟らかい目でした。
味も、甘みを抑えた「すあま(寿甘、素甘)」のような家の和菓子の味です。
ガラスの角皿に盛り付けました。
清涼感もありますよね。

気持ちだけでも、涼やかになります。
美味しかったです。
ありがとさんです。

日々の暮らしの中、感謝して暮させてもらっています。
ありがたいです。
心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮したいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、透頂香ならぬ、頓珍漢な話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。