''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

我が家の食卓ものがたり 鰈の煮付け より。

朝から天気がいいです。
洗濯物もよく乾きそうです。

 

朝のニュース番組でも、コカイン騒動の最中の人気俳優の突然の引退報道で待ち切りです。
チャーリー違いの浜さんなら、「いづこへ?」って感じでしょうかね。
辞めるなら、白黒付けてから辞めればいいのに、このままじゃ、やっていましたと自白したのと同じでしょう。

 

一連の芸能人の薬物使用の問題から、これで出尽くした感じはしません。
ますます、薬物使用の暴露が続くと思います。
人気ドラマシリーズ「相棒」から、2人も続くと、ブルーレイやDVD化出来ない事態で、いろんな意味で膨大な損害が発生します。

 

楽しみにされている方も多いです。
映画も、ドラマも、そうした事で、不祥事が起きると差し替えが出来ないとなると、いろいろと芸能界活動にも、支障がでそうです。

 

話は変わって、「真田丸」もいよいよという所でしょう。
どんな風に、幸村の最後の一戦が、映像化されるのか、少し楽しみですね。
でも、史実と全く違ったイメージの後藤又兵衛です。

 

同じ郷里播州の人間としては、こんなチープな稚拙に描かれた後藤又兵衛基次は、過去の歴史物の中でも、最悪です。
後藤又兵衛と言えば、豪傑な策士の武将です。
幾多の戦の中で、黒田如水の英知を承継した武将中の武将です。

 

大坂の陣も、武人としの最後の散り花を、世に知らしめんと大坂城に入場した武将です。
真田丸後藤又兵衛は、武将でも何でもないです。
あれじゃ、カブキ者上がりの浪人のような描かれ方ですが、大隈城(益富城)16,000石の城主ですよ。

 

幸村と言えども、又兵衛には一目置くどころか、あくまでも戦歴の上では、もちろん上座の扱いになります。
何か、三谷氏の表現する武将が、浪人なのか、2百石の武士なのか、1千石の武士なのか、大名なのか、全く違いのない横並びの扱いです。

 

これじゃ、大河には不向きだと思います。
歴史考証が、無茶苦茶ですよ。
歴史好きの方なら、少し見るのに限界を感じて、見られなくなる方も多いと思います。

 

折角盛り上がっている真田丸も、少しだけ冷める所も、見えて来ます。
もっと、幸村の戦での活躍に期待される方が多いと思います。
最後の瞬間位は、天下武将の幸村を表現されるのを期待したいですね。

 

豊臣時代の大坂城は、黒を基調にした巨城です。
それが、豊臣から徳川に変わって、城も白が基調に変わります。
時代の変わり目というのは、こういうものです。

 

武士で言えば、豊臣時代は、髭(ひげ)が許されていましたが、徳川時代になれば、髭(ひげ)は禁止です。
暴れん坊将軍のお側用人の有馬氏のような髭を蓄えた家臣は当然居ません。
髭を生やしているのは、浪人ですね。

 

主家を持つ武士は、髭がないんです。
それが、時代が変わって、明治になれば、偉い方は髭がその象徴です。
板垣退助といい、大隈重信といい、立派すぎる髭を蓄えて居られますね。

 

豊臣の象徴の黒い大坂城が、落城すれば、徳川が豊臣の城を埋め立てて、その上に、新しい白い大坂城を建てたと言う事になります。
まさに歴史の黒白でしょう。

 

家康公も、大坂城落城して、豊臣家滅亡すれば、元号も元和(げんな)と改めます。
平和な時代になることを念じてでしょうね。
元号まで、時の権力者の思いのままです。
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黒白と言えば、魚で言えば、鰈です。
裏と表で色が違う事が多いですね。
先日に嫁が、夕飯に鰈の煮付けを作ってくれました。
お皿は、愛用のイタリア製の洋皿です。(意外な組合せです)

 

男は、意外と煮魚好きな人が多いです。
多分、中年以上の親父限定かもしれません。
鰤の煮付けも好きですし、鰈の煮付けも好きですよ。

 

播州地域なら、子供の頃、お腹の調子が悪いとなれば、韮と玉子のお粥と、鰈の煮付けが出る事が多ったですね。
子供ですから、そう言うものだと思っていました。

 

大人になれば、鰈の煮付けで、日本酒との相性もいいです。
もちろん、ごはんのおかずにもいいです。

 

新鮮な鰈なら、その後の煮こごりも、楽しみの一つです。
若い方なら、そうした習慣も味も知らない方も居られるのは、少し残念です。
料理屋さんでも、煮こごりを出されることもありますよ。

 

これで一杯呑めると、落語「二人癖」なら言いそうです。
江戸時代なら、魚の煮汁も、おからを入れて煮たかもしれません。
落語にも、鰯の煮汁で、おから炊いた話の会話もありましたよね。
そうそう落語の「青菜」でしたっけ。

 

おからなら、落語「千早振る」でも、「徂徠豆腐」でも、出て来ます。
今では、豆腐屋の前の山盛りのかおらも、食べるおから玉を見かけなくなりました。

 

おから美味くて、私は好きです。
京都なら今でも、月末はおからを炊く家が多いと思います。
そんなおからになら、煮魚の煮汁の残りモノも、立派な始末料理になりそうです。

 

今年も季節的に、「徂徠豆腐」の時期になります。
昨晩の古館さんの解説していた赤穂浪士も、見ましたね。
ちょっと盛っていましたね。

 

日々の暮らしの中、感謝して暮させてもらっています。
ありがたいです。
心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮したいです。

 

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

 

最後まで、煮魚だけに、煮詰るか詰らんかの話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。