''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

『そして父になる』を今一度立ち止まって見返す。

朝からゆうゆうを保育園に送って来ました。
自転車で15分もあれば、余裕を持って行ける距離に保育園はあります。

もともと、前の住まいが保育園の近くでしたので、申し込んだ当初は、前の家から通うつもりでした。
ただ、いろいろな出来事があり、今の住まいに生活の根拠を置いています。

4月の保育園の生活から、保育園との行き帰りが始まっています。
それほど遠く居距離でもありませんが、この暑さで少しへばり気味ですね。
まぁ、いい運動と考えれば、私の健康管理にも繋がります。

保育園の行き帰りは、5月から私の担当です。
それでも、娘との二人の時間を楽しめると思えば、悪くないですね。

母は子供が生まれる前から、「母」ですが、父は子供が生まれてから「父」になります。
生活をする中で、父になっていくものだと感じています。
先日、激安シッョプで見つけたDVDです。
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そして父になる』は、(2013年)、是枝裕和監督作品で、主演の福山雅治が初の父親役を演じたことでも話題になりました。
この映画撮影では、本当に父ではなかった福山さんですが、今では父になっています。

この作品を見た頃に、私も父になりました。
過去の記事にもしています。

いろいろと新聞でニュースにもなった事件もありましたよ。
映画のテーマは、「子供の取り違い」です。
私たちの世代にも、時々あったこともありました。
ですから、いろいろと病院でも子供の取り違いがないように、対策がなれてから、こうした問題も風化された過去の事件だったはずです。

この映画では、裕福な野々宮家の主人である父・良多を福山雅治さんが演じます。
野々宮家の妻であり母である・みどりを尾野真千子さん、裕福層でない斎木家の主人である父・雄大を、リリー・フランキーさんが、母・ゆかりを真木よう子さんが演じています。

取り違いの原因は、病院の手違いでなく看護師の故意で、この問題がより複雑にしていますね。
看護師の個人的なイライラのはけ口に、裕福そうな野々宮家とそうでない斎木家の子供を、故意に取り換えたことで、不幸なのか自分だけでないと言う身勝手な自己満足から、行った卑劣な行為です。

発覚したのも、今は幸せになっているので、良心に呵責に耐えられず、自ら告白したことによって事件が始まります。
あってはいけない出来事でありながら、当事者としてはどこにこの不満をぶつけたらいいのか分かりません。

ただ、この事件によって、父とは何なのかを問い直すことになります。
6年間一緒に暮らしてきた血の繋がりのない子供と、急に血の繋がりのある実子と言われた子供の二人の父と成りながらも、父とは何かを模索する人間模様ですね。

世間様では、「産みの母より、育ちの母」と言います。
それは、先日の記事にも書いた探偵ナイトスープの「イクちゃんに会いたい」でも、はっきりしたように、血の繋がりはなくても、愛情を持って育ててくれた育ちの母の方が強い例でした。

いい加減相に見える斎木家の主人である父・リリー・フランキーさんから何か感じるものがありました。
立派な父より一緒に子供の目線で居てくれる父が、子供にはいいみたいですね。
豪華な食事より家族で食べる焼き立ての餃子の味は、格別かもしれません。

私の中では、斎木家の母・ゆかりの真木よう子さんが、子供に対する接し方に何かを感じましたよ。
いつも私も娘にそう接しているつもりです。

でも、それは、私からの目線です。
娘からすれば、何か違うのかもしれません。
いつも趨勢して考えています。

昨晩も、寝ている私の体に、ぺったりと娘が寄り添って来ます。
暑いですが、何か安心感を得ているような気がします。

いきなり、寝ている私の腹の上に、乗って来ますよ。
時に、馬乗りです。
びっくりすることもありますが、子供とのスキンシップだと感じています。
少しベタベタした親子かもしれません。

でも、本当の子供だと分かっていますから、安心ですが、これが映画のような取り違いだと思えば、どんな気持ちになるかと言えば、想像がつかないですね。

出産には立ち会っていませんが、オペ室の隣の控えの間で、2時間近く待っていました。
オペが済んで、すぐに嫁には逢いましたが、子供はすぐにNICUに送られて、1時間後に初めて会いました。
これが我が子かって、不思議な気持ちでしたね。

今では、病院でも、立ち会いの場合でも患者の氏名の確認を行われています。
子供も、NICUへの移動も数人の看護師さんの立ち会いのもと行われています。
映画のような事はないですが、やはり、人間のすることですから、間違いもあるかもしれません。

人の幸せとは、子供の幸せとは、金銭の多寡とは、比例しないかもしれません。
金銭は、なくては困ります。
でも、それが絶対的な要件ではないと言うことは、言えそうです。

子供との愛情を再確認させてもらう貴重な映画だと思って見ています。
また、時間を置いて、見直したいですね。

日々感謝して暮らさせてもらっています。
心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。
ありがとさんです。