''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

映画「うさぎドロップ」と、我が家の娘の成長を重ねて。

うさぎドロップ』は、宇仁田ゆみの原作アニメでしたよね。
アニメの方は、見たことがありません。
映画の方は、2度ほど見ています。

 

ストーリーは、6歳の女の子と独身男が突然親子のように暮らし始める話です。
親子とは何なのか、子供を育てるとは、どう言うことなのか、疑似親子の二人とたくさんの愛情を描いた作品です。
出演は、松山ケンイチ香里奈芦田愛菜中村梅雀風吹ジュン桐谷美玲池脇千鶴等がされています。(敬称略)
それに同じ年齢の女の子の居る親戚役で、吉田羊さんも出演されていましたよね。

 

独身の極普通のサラリーマンである大吉が、祖父のお葬式で出会った孤独で悲しげな不思議な女の子・りんと出会った所から始まります。
その女の子は、何とおじいちゃんの隠し子(叔母)だったというユニークな設定です。

 

その場の勢いで、恰好つけて引き取り手のないその女の子・りんを連れ帰った大吉の苦悩と人としての成長を描いた映画です。

 

この映画は、何と言っても、芦田愛菜さんの演技力が凄いです。
子供として、子役として思ったら、けた外れの雰囲気を醸し出す演技があって初めて成立した名作でしょうね。
後にも先にも、これだけの名子役の演技を見ることはないと思います。

 

通常のサラリーマンとしての暮らしをして行くのは、無理ですから、残業のない職場に転属して行きます。
保育園の送り迎えも、大変ですからね。
ここは、娘を毎日保育園に送り迎えしている私としては、大変共感しています。
ただ、あくまで映画の設定ですから、現実はもっと過酷ですよ。

 

朝37.5以上だと、通園出来ません。
つまり、お休みになります。
サラリーマンでは、この段階で、無理ですよね。
有給休暇を取るって言ったって、1度や2度の事ではありません。

 

また、保育園で38℃以上の発熱があれば、すぐにお迎えに行かないとイケません。
保育園入園の時の条件ですから、仕方ないです。
仕事中に、突然電話がかかって来ても、大抵は迎えに行くことは出来ません。

 

今の保育園のシステムだと、サラリーマンが保育園を利用するには、不利な条件が多すぎます。
本質的に、もっと子育ちしやすいシステムにしないと、少子化対策にはなりません。
待機児童問題と言いながら、保育して貰える条件の緩和がないと、現実問題として成り立ちえません。

 

お役所の机上の空論で、現実問題を解決できませんね。
育児休暇の法的整備と運用の確立が、急務ですね。

 

ブラック企業では、有給休暇消化すらできないのが現実です。
もっと言えば、休みすら貰えないのが現実です。
残業しても、サービス残業が現実の会社も多いです。
勤務の形態と育児の形態のバランスを考慮する子育て支援政策を、政府に採ってもらいたいものです。

 

映画の中で、元部所の先輩後藤さん役を池脇千鶴が、会話の中で言った言葉が、肝に銘じさせられます。
「子供との時間も、自分の時間だから」には、共感させられます。
子育ては大変です。
でも、子供と一緒に過ごせる時間がありがたいと思えるこもと、私にはありがたいです。

 

昨晩も、私の体にぴったりと寄り添います。
暑いですよ。
途中で、喉が渇いて、水分補給しようと、寝室から居間に向かおうとすると、寝ている娘が泣きだして、私の後を追って、居間までやってきました。
もちろん、ハイハイして追いかけて来ますね。

 

どうも娘は、鳥目が効くみたいで、暗い中でもよく見ているようです。
お茶を飲ませて、また布団に連れ帰りました。

 

映画では、おねしょに大吉が悩まされいましたね。
我が家では、まだ1歳児ですから、オムツを付けていますので、そんな心配はまだ先の事です。
でも、寝ている途中で何度も目が覚めて、その都度娘の位置を確認しています。
体が冷え過ぎていないか、汗をかいていないか、様子を見ています。

 

子供は、温かいですね。
娘の寝顔を間近で見ていると、幸せを感じます。
ささやかですが、幸せな時間だと確認しています。
ありがたいです。

 

日々感謝して暮らさせてもらっています。
心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいと念じています。
ありがとさんです。