''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

雨の四天王寺さんにお参りして来ました より。

今日も雨の一日ですね。
昨日も、朝から雨が降っていました。

 

岳父の命日も近いので、親子三人して、小雨の中、四天王寺さんにお参りして来ました。
四天王寺さんにお参りして、その足が、一心寺さんにお参りするのが、嫁の家のやり方です。
一心寺さんには、岳父と丈母のお骨を安置していますので、こちらには、四天王寺さんの後参るのが習慣です。
とりあえず、四天王寺さんでは、時間がある時は、法要をして貰い経木流しで御供養させてもらっています。

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この日は、中ノ門から入り、地蔵堂を南に下って、丸池を通って、北鐘堂を東に見て、石舞台を通らずに、亀ノ池を迂回して、六時堂にお参りした位です。
六時堂は、薬師如来さんをお祀りされています。
阿弥陀仏さまの西方浄土の世界に対して、こちらは東のある東方浄瑠璃世界、瑠璃光浄土です。

 

薬師如来は、菩薩の時に発願して、この世門に於ける衆生の疾病を治癒して寿命を延べ、災禍を消去し、衣食などを満足せしめ、且つ仏行を行じては無上菩提の妙果を証らしめんとの誓い立て、仏に成ったと言われています。
この薬師如来様の瑠璃光を以て、衆生の病苦を救うとされているのですね。
無明の病を直す法薬を与える医薬の仏として、如来には珍しく現世利益信仰を集めるとされています。

 

どうぞ北海道の地震の災いを一早く終息させて頂きたいです。
一日も早く平穏な日々の暮らしに戻りますように、お祈りするばかりです。
薬師如来さんの真言は、オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカです。
私もそう手を合わせて唱えています。

 

マトウギとは、インドの最下層の女、マータンギ(魔登伽鬼)を指す言葉だと聞きます。
この真言の意味する所は、「速やかに早く、一番貧しい人の願いも成就させて下さい」と言う事になるみたいです。
多くの真言で最後に唱える「ソワカ」は、「成就させて下さい」と言う意味ですから、こちらはある意味、阿倍野区西成区天王寺区、いえいえ常套句(城東区)になります。(笑)

 

薬師如来さんの一文字で表わす梵字の種字は、「ベイ」ですね。
本名こと、梵名は、「ヴァイヅールヤ プラバーサタトハーガタ」、カミカミになります。
左手に薬壺を持たれています。
ありがたい仏様です。

 

そうそう四天王寺さんと言えば、四天王寺の七不思議の一つ、「左甚五郎作、猫の門の「眠り猫」は、元日の朝に三聲鳴く」が有名ですが、戦前にあった戦火で焼失された「にゃん門」として親しまれたと聞きます。
浪曲に出て来そうなタイトルです。

 

その通りで、京山幸枝若浪曲に、左甚五郎「四天王寺の眠り猫」があると聞きます。
未だに聞いたことはないですね。
ユーチューブでもありますが、上下巻で80分以上になると、小さな娘が居るとなかなか集中して聞けません。
機嫌良く、すやすや午睡してる時にでも、チャレンジしてみたいです。

 

猫で言えば、京山幸枝若浪曲、左甚五郎 「猫餅」はCD持っていますので、何度か聞いています。
どうも、猫が好きなんでしょう。

 

お寺では、ネズミ除けに、猫は大切にされます。
大切な経文を、ネズミから猫が守ってくれます。

 

でも、先日の落語「叩き蟹」では、蟹を作っていましたよね。
落語の艶噺にも、子供が出来る張子と言うのがあったと言うちょっと大人のエッチな噺でしたね。
左甚五郎の作 京都知恩院に残る張り子と言うのがあると聞きますから、そうした噺になったのでしょう。

 

確か名前の銘を彫らぬのが、甚五郎の作品の特徴と聞きます。
少子高齢化で、こんなものがあるなら、欲しいと思う女性もいるかもしれないのが、この世の中です。

 

なかなか子育ちもしにくい時代になっています。
昨日も地下鉄で四天王寺さんに行きましたが、なかなかベビーカーでの理解が薄いです。
まだまだエレベーターも不便な事が、多いのが現実です。

 

車椅子の方なら、もっとご不自由されているかと思えば、少しくらいの不便も子供の為です。
より高度に熟成した住みよう社会になって貰いたいです。

 

日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。