''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

我が家の食卓ものがたり 週末おでん、いえいえ関東煮です より。

昨晩の台風の風の強さに、時々目を覚ましましたが、前回の台風21号とは違っていました。
被害が少なくて良かったです。

それでも、台風が来そうになると電車が止まるのが、先の台風21号から、普通になってしまいました。
被害の軽減には、良い事だと思います。

大手のデパートや百貨店が、軒並み早い時間に閉店となると、人の流れも変わります。
台風による帰宅困難者も少なくなりますから、結果としては、いい結果に収まったと思いますね。
それこそ、電車が台風の大風で横転すれば、大惨事です。
まして、あの暴風の中では、救助活動も出来ません。

そして、関西だけでなく、東京にもその電車不通の余波が流れて、どうなるかと思いましたが、やはり、初めに電車が止まるとなれば、それに対応できるものです。
地震の中での帰宅困難を思えば、先に手が打てます。

中には、電車が止まると言うので、呑んで過した方も入るみたいですが、都会なら出来るかもしれません。
それでも、軒並み地下街も閉まります。
地下の浸水は、最悪の結果に繋がりますからね。

昭和の一昔前なら、屋台で一杯と言うのも風情がありました。
そうなると、酒の肴は、おでんですね。
燗酒とおでんは、付き物です。

それでも、美食家の魯山人は、おでんと燗酒は合わないと言いますね。
練り物の油と、酒が合わないと思うからでしょう。
確かに天ぷらとビールは合っても、天ぷらと日本酒の相性は、いいとは言い切りません。
天ぷらにも寄りますが、一般的に言ってです。

会席料理も、最初の頃は、油物はメニューの中になかったはずです。
京都西陣の天喜辺りが、会席料理に含ませたと聞きます。
油物も技術を要しますので、薄衣で旬の食材や新鮮な海鮮を使わないと、その持ち味を出すことは出来ません。

それでも、あえて天ぷらで日本酒を呑もうと思いませんね。
その意味から、脂っこいモノと日本酒は合わないのは、理解できません。
ただ、燗酒と言えば、おでんが付き物です。

おでんの汁に、練り物の油や厚揚げの油、それにすじ肉の旨みを加えようとすると、品のいい油は、おでんの大根や蒟蒻や豆腐に旨みが移ります。
これなら、熱燗と合うと思います。
イメージ 1

我が家でも週末おでんにしました。
私は播州人ですから、おでんと言えば、最初に関東煮と言う言葉を、おでんと言う言葉に変換する作業が必要です。
本当は、関東煮と言うのが、この一皿です。

玉子は、2歳児ゆうゆうに食べさせるので、半分カットの写真になっています。
もちろん、家族が食べるに十分な量は作っています。
写真の都合です。
最近の流行りの言葉なら、少しインスタ映えした写真にしたいと思っただけです。

最近は、少しインスタ映えと言うキーワードで、人気が出るお店もありますが、食べてみて美味いと思わないと、続かないです。
蒟蒻にも、両面庖丁で隠し庖丁の切れ目を入れています。
出汁も、昆布も一緒に煮ています。

急遽おでんを作ったので、すじ肉の用意が待合ませんので、そんな時、鶏肉のかしわを使っています。
出汁に旨みが増えます。
旨みを吸った豆腐が美味いですね。

即席で作った割には、それなりに味を含んでいます。
急に味を深めるなら、少し濃いめの出汁と、一度煮汁を冷ます事です。
味は、出汁が冷えたことにより、食材に味が入ります。

一晩寝かしたカレーと同じ理論です。
煮物に応用が効きます。

少し風の通る所に鍋を置くか、鍋自体を水で冷やす事が一般的です。
冷え切る必要はありません。
鍋の温度が、下がればいいです。
食べる時に、再度温めます。

おでんには、燗酒が合うと思います。
時間があれば、大根やジャガイモ、すじ肉の用意がしたい所です。
それでも、2歳児ゆうゆうは、「おいちぃー」と言って、私の作ったおでんを食しています。

味付けは、濃くせずに、出汁を効かすようにしています。
必ず、ゆうゆうは、汁の口に入れて呑みます。
「あまい」「からい」と言う批評は、甘んじて肝に銘じています。

週末の家では、おでん屋のおやじになるのは、嫌ではありません。
親子三人、おだやかな時間を過ごせることに感謝です。
ありがとさんです。

日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。


[ https://blogs.yahoo.co.jp/kantoshoue/34659161.html 「おでん」と「関東煮(かんとうだき)」の「と」 より。]