''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

我が家の休日のランチタイム 手作り豚まん より。

昨日は、いいお天気で大阪の地は、行楽日和でしたね。
そんな訳で、地域のイベントに参加して来ました。
嫁が行っていた中学校で、地域のイベントがありました。
こんな機会がないと中学校に入る事もありません。

このまま行けば、ゆうゆうもこの中学に通う事になります。
そんな機会を得て、ダンスや吹奏楽の演奏をメインに観覧しに行きました。

お祭りと言い、その地域に根差すなら、やはり、参加しておいて悪い事ではありません。
10月に行われた地域のだんじりにも、ゆうゆうは地域のハッピを着て、参加しました。
小さな子供が、ハッピを着ている事も珍しいのですが、亡き岳父が用意してくれていたので、それを着てだんじり巡行にも参加させてもらいましたが、違和感は全くありません。

今の地域で暮らす以上少しでも、地域に馴染ませてやりたいです。
最近のお祭りも、女の子が元気です。
いなせな格好をした女の子が、だんじりの回りにいると、祭りが華やぎますね。

でも、過ぎた格好も多いのが現実です。
その頃愛が難しいです。

先日、桂米團治さんの落語の枕に、「上方」の話をされていました。
もともと、上方とは、京都を中心にした言葉です。
天子様のお住まいの差して、上方と差します。

今では、東京が天皇のお住まいですから、東京に行く事を、上京と言います。
維新で、明治政府になるので、京都が都ですから、そこに行くのに、「上」を差したことになります。

ですから、料理も上方料理と言う言い方があったのを、最近では「京料理」と言い変えています。
踊りも、これに習うかのように、上方舞を、京都で発展した井上流を、「京舞」と呼びますね。
四世 井上八千代氏は、舞の名手で人間国宝認定されています。

何故、上方舞から、京舞になったのかと聞いてみれば、「お分かりになるでしょう」との受け答えがあったと、桂米團治さんの弁です。

確かに、大阪がまるで上方の本家だと言い出せば、京都は「上方」の名を捨て、「京」を冠にする訳ですね。
確かに・・・、京都と大阪は仲が悪いです。

大阪と言えば、船場辺りの大阪言葉と、皆さんが知ってる大阪弁とは、違います。
商家の洗練された大阪言葉が、朱に染まって駆逐される前に、撤退するのが常です。
大阪でも、南の方と、北の方では、そのイメージも違います。
大阪でも、吹田辺りの北摂地域と南の地域とは、色合いが違います。

大阪は、京都は嫌いですが、神戸は好きなんですね。
でも、神戸は、大阪の事をよく思っていません。
むしろ、京都の方に好感を感じています。
これが、関西の図式なんですね。

ですから、上方と言うと関西だと思われがちですが、一枚岩ではないのが、当然です。
大阪の良さもあります。
神戸の良さもあります。
京都の良さもあります。

私は3つの良さを知っていますが、神戸と京都の良さは、分かりやすいです。
大阪の良さは、分かりにくいと言うのが、実感です。
住めば都と言いますが、住むルールがはっきりしないのが、大阪の実感です。

がちゃがちゃしすぎます。
それを、京都の方や神戸の方が、嫌うんでしょう。
しゅーとした地域の住むセンスあるのが、京都と神戸です。
自分流のスタイルをよく理解して、それから逸脱しないように自助努力されています。

京都ブランド、神戸ブランドと言うイメージを、自分たちで守っています。
これを傷つける行動をしないのが、暗黙のルールだと思っています。
ですから、京都と神戸は、喧嘩しません。
神戸も、京都に一目置きますが、京都も、神戸に一目置くのが、見て取れます。

食い倒れと言われる大阪ですが、大阪ならではの地域の食べ物がないんです。
それが証拠に、大阪土産と言えば、これと出て来ません。
土産にするより、その場で安くて美味いモノを食べるモノがいいですからね。

大阪には、粉もん文化であると言う人がいますが、粉もん文化でなく、出汁の文化なんですね。
粉もんも、それを生かせる出汁の文化がないと、成立しないんです。
底にある見えない文化に、陽を当てず、見えている所を派手にするだけの文化になりつつあります。

根底にあるものに感謝しないのが、物事を複雑にしているのだと思います。
大阪市内で急激に増えているのが、特にラーメン屋とカレー屋ですね。
やはり、大阪に根底にあるのは、出汁の文化ですから、見た目の雰囲気だけのバッタモノの店は、すぐに潰れます。

例えば、豚骨ラーメンも、本来は出汁の良さがあるはずですが、最近は背脂の脂の旨みを強調するお店が多いです。
そこがはき違えている根本だと思います。
背脂こってこってのラーメンは、美味しくないと言わないとイケないです。

焼き肉も、カルビやロースの脂の旨みでなく、漬けダレや揉みダレのタレの出汁の旨みがあって初めて、焼き肉の旨みだと思います。
それが、知らない間に、A5ランクの肉だと、肉の脂の旨みを前面に持ってこようとすると、美味いかと錯覚させます。

店の個性は、タレでしょう。
この店のタレの旨みにハマるわけです。
安い肉でも、美味いタレによって、美味くなるように工夫するのが、大阪の食の文化だと思っています。

ここは、始末や工夫が誇れる文化だと思います。
有名店でも、手法や製法は変えずに、手作りにこだわる店は多いですね。
大阪の食の銘品と言えば、豚まんや串カツを上げたいです。
特に豚まんは、お土産に出来る数少ない大阪名物に上げられます。

駅駅でも、あの有名な豚まん屋が、あります。
あると時、ない時のテレビCMでも有名です。
私の豚まんの好みは、少し小ぶりの神戸南京町の「老祥記」の豚まんですね。
さすがと言う味です。
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嫁が休日我が家で手作りしてくれる豚まんです。
名店の味には、到底敵いませんが、家で熱々の豚まん食べられたら、幸せです。
ゆうゆうと取り合いです。
ゆうゆうは、両手にそれぞれ持って食べます。

おお、二刀流です。
二天一流とは言いませんが、武蔵の構えとは、恐れ入ります。
獅子奮迅の食べ方です。
それほどに、よく出来ています。

皮の生地から作っているので、美味いです。
経木の座布団も敷いています。
蒸した時も、経木の香りがしますね。

ゆうゆうにとっては、これが豚まんです。
豚まんは、駅で並んで買うものでなく、家で母が作ってくれるモノと思っています。
「おいちぃー」の連呼です。

大人は、小皿に醤油と辛子です。
我が家の豚まんは、ウースターソースと辛子より、醤油と辛子がよく合います。
悪くない休日のランチです。
ご馳走様でした。

日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。