''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

我が家の晩酌タイム 今日の肴は イカ刺し より。

昨日は、立冬と言うのに、幾分か暖かめでしたね。
本来の平年の気温なら、「こんな寒い夜には、熱いのを呑みたくなります」と、記事を書きだしたい気分です。

でも、幾分暖かです。
それでも、「こんな暖かめの日にも、熱いのを呑みたくまります」と書き始めたくなります。
どっちにしても、呑みたい気分に変わりはありません。
熱いのを呑みたいと言っても、いつものように、私は上燗です。

「上燗屋 へいへいへいと 逆らわず」と、西田當百の川柳を口ずさみます。

「親父 熱いのを頼む」と言えば、屋台のおでん屋の親父さんが、チロリで燗を付けてくれます。
親父さんが、いろんな愚痴を聞いてくれます。
いつものように、にこやかな「へいへいへい」と相槌をしてくれるんですよね。

その相槌も、気のないものでなく、話を聞いてくれながらの相槌と決まっています。
話を聞いてくれるだけで、気も晴れる事も多いですからね。

ここで、チロリの熱燗をもう一つオーダーしますよね。
チロリから、熱燗のコップ酒に継ぎ足して、美味いおでんを肴に酒を呑むとは理想的です。

これが、ワンカップの酒とは違う所です。
チロリで燗した酒には、情緒がありますよ。
最近の若い方は、チロリをご存じないですね。

いいそば屋にいけば、銅製のチロリに酒を居れて持ってくれる事もあります。
京都の錦市場でも、庖丁の名店・有次にも、銅製のチロリが売られています。
あんなチロリで燗を付けた酒を呑むと、美味いでしょうね。

私がかつて愛用していたのは、アルミ製のチロリでしたね。
もちろん、徳利でも、お調子でも、用意がありますので、そちらを使う事が多いですが、やはり、家呑みなら、レンジのお燗機能を使う事が多いです。
ほぼほぼ呑むのは、1合にしています。
その為だけに、お湯を沸かすのも経済的ではありません。

燗酒さえあれば、家呑みでは十二分に楽しめます。
ご存じ「酒は燗、肴は刺身、酌はタボ」と言いますからね。
燗酒には、おでんと言うのが定番かもしれませんが、やはり、定番中の定番は、造りと決まっています。
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この日の肴は、イカ刺しでした。
イカの細切りしたモノですね。
スーパーの特売でゲットして来て、嫁と二人して分けあいましたよ。

大根のケンも、水でさらして、皿の背にして丸めて盛り付け、そこに大葉とイカを盛り付けるだけです。
添えモノにあったパセリを盛り付けましたよ。

皿は、小判型の中皿です。
白いイカに、白い皿とは、違和感を感じる方も多いですが、その分、大葉やパセリを添えたと言う訳です。

料理屋さんなら、織部か伊賀の向付の鉢を使いたい所です。
それとも、家でも手があるなら、アクセントのヒュルヒュル人参を配しても、山葵入れに、人参の皿を付けてもいいですね。

家なら、刺身のツマに、紅たで、花穂(はなほ)や穂紫蘇(ほじそ)、浜防風(はまぼうふう)は、経済的に使えませんからね。
ちょっとしたあしらいを付けると、スーパーで買って来た刺身も、向附と名前も変わりそうです。

それでも、家呑みの酒も美味いです。
手酌の慰労酒も、いいですね。
ありがたいと感謝です。

日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。