''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

筍の味わい

筍は今が旬、もう少し先まで楽しめそうですが、柔らかいのはこの季節が旬です。地上に出てしまってはやっぱり竹としか言いようがない。土の中の筍が柔らかくて美味い。

捕り手も大変です。竹林管理が難しいようです。一年かかってやっと今収穫できるんですかね。ありがたいです。竹の寿命は約60年ぐらいと聞いています。最後に白い花が咲きます。それで終了です。写真で見たことがあります。これが竹という感じです。竹は一本一本が竹でなく地下で繋がってますので、竹やぶそのものが一つの竹と言えます。

なんとも神秘的です。

竹の薀蓄(うんちく)より、私は味の方が好きです。この時期は何でもいけます。
筍ご飯も美味い。付け焼きにした焼き物も木の芽のちらしたのは最高です。天麩羅も美味い。姫皮を使った酢の物もオツです。刺し身も朝掘りのなら掘ってすぐ食べられます。でも、私どもに届くにはちょっと難しいです。湯がいたの代用すればそれもありですよ。歯ざわりと香りがちょっと違いますけどね。

私が一番好きなのは定番中の定番、若竹煮です。いちばん筍のうまみをそれぞれの家庭の味で楽しむことが出来ます。ワカメ多めが好みです。あんまり失敗しないしね。出汁だけちょっと濃い目にとって下さい。出汁が命です。

それに煮物はみんなそうですが、一度冷ましてから使って下さい。味は温度が下がるときに食材に入って生きます。煮てすぐなら味が馴染みません。煮含めることが大切です。その上で温かいのか好みなら、温め直すと味が深くなってます。

出来ればこの時期の出会いものの「木の芽」を乗せて下さい。料理屋さん風になりますよ。香りもこの時期だけの香りです。春の息吹を感じて下さい。「木の芽」が余ったら鳥の山椒焼きの上から刻んでパラパラ、これもオツです。

味だけでなく、健康にもいいみたいです。大腸がんの予防、高血圧の予防、ダイエット効果、疲労回復と体にいい事づくめです。

食物繊維が豊富なため、便秘に効果的です。その上、コレステロールの吸収を抑え、体外に排出してくれるという効果があるようです。
うまみの成分であるグルタミン酸アスパラギン酸などのアミノ酸も含みます。気になるのは、ゆでたときに出る白い結晶です。しかし。あれはチロシンと呼ばれ竹を成長させる成分です。人体に害はありません。食べすぎは注意が必要です。

えぐみがあるのは、ホモゲンチジン酸やシュウ酸というのが含まれるからです。厄介なことに堀り出してから時間が立つと益々増加します。シュウ酸を多量に取りすぎると尿管結石の原因となれます。ほどほどが一番です。食べすぎは良くありません。

体にいいのは後回し、美味いが一番です。この時期でしか食べられない楽しみ方を楽しんで下さい。若竹煮に感謝です。

今日も一日元気で楽しく過ごせますように、それと「感謝」の気持ちを持ち続けられますようにお願いします。