''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

水車のある風景 「新日本紀行 ふたたび」編

日曜日の朝4:15頃からNHK新日本紀行を振返る番組です。子供の頃やっていた番組です。それを当時と今とを対比、検証しながら、色々な物事を現在に問い直す番組です。ちょっと硬そうな番組です。

内容は色々で知らないことや昭和までの面々と続く地方の生活を紹介しています。祭りやその時々行事を通じて、季節感が今以上によくわかります。子供のときから好きで時々見ていました。私は家族でも変わり者で、こんな番組見るのは私だけでした。それを何年か前に「新日本紀行 ふたたび」と言うタイトルでやっていたのを見つけて録画して見ています。

タイトルに流れる坂田美子さんのおどろおどろしい様なテーマソングに「ぞくっ」とします。一度聞けば忘れません。子供のときも「ぞくっ」としたのを覚えています。イントロも誰もが聞いたことがあるような、そうまるで「オールナイトニッポン」や「おはようパーソナリティ 道上洋三です」(オハパソ)のオープニングテーマなみでしょうかね。

先週は青森県田子町の「水車の音がきこえる里」と言うテーマでした。今はほとんど見かけなくなった田園にある水車の風景です。この水車も壊わされる運命でしたが、減反政策の煽りをうけて、そばを作付けして村おこしを始めたんです。それによってそばをそば粉にする際にこの水車が活用され始めたというのです。

「ぎーこ、ばたん。ぎーこ、ばたん」と音は単調です。それに水車の心棒がきしむ音、水の流れる音とそこには多くの昔から伝わる農村の音が奏でられます。こころ安らぐ音かもしれません。私も田舎育ちです。しかし、水車はありませんでした。なんとなく郷愁を誘うんです。日本人がDNAにもっている遠い祖先の記憶なのかもしれません。

そばや米を粉にするのでも電気モーターを使ったやったら、そば粉が温かくなって風味が落ちるんです。精米も一緒です。水車とか手でやったら米が温かくならない。最近の家庭用の精米機売れていますが、米が結構温かくなっていませんか? 熱か通ると風味が落ちる。そばはもっとデリケートです。

きっと水車でひきたそば粉美味しいでしょうし、それで打ったそば美味いでしょうね。食欲がかきたてられます。

日常で求めることは出来ないにしても、こんな生活がかつてあったことだけでも知れたことに喜び感じます。いつもの「感謝」です。今一度「食」について考える機会があってもいいんじゃないかと思います。