''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

壁に当たった時は、『うすゆき物語』の和歌に学ぶ。

仕事に、勉学に、たまには恋愛に、うまくいかないことありますよね。
どうします?

人それぞれです。

でも前の課題をクリアーしなければ前に進めません。
その場しのぎも一つの方法です。

いつもそれが通じるほど世の中は甘くありません。

沖縄には「なんくるないさぁ」と言う言葉があります。

NHKの朝の連続小説『ちゅらさん』で古波蔵恵里(国仲涼子)がよく言います。

 

「なんてことない。そのうちなんとかなる」と言うような意味です。

ちょうど明日は明日の風が吹くそんなところでしょうかね。

南国的なおおらかな考え方です。でも、どこか他人ごとのような軽さも感じます。

でも他人任せで、他力本願的なものでなく、もともと上手くいかないのが当然と思えば何てことないです。
その意味ではなんくるないさぁ」と似ています。

『うすゆき物語』(作者不明)で
「世の中は 月にむらくも 花に風 思ふに別れ 思はぬに添ふ」
と言っています。

その意味はと言いますと、世の中というのは、月が出てきれいなと思っていると雲がかかって月を楽しめない。また桜が満開と言ってお花見に行けば風が吹いて散ってしまう。こっちがスキスキと言い寄っても振られてばかり、逆に好きでもない人と結局一緒になってしまう。

なんと上手くいかないものだな人生って、言うような意味です。意訳過ぎましたかもね。でも内容はだいたい合っていると思います。

的確に的を得ています。大変上手に言っていますよ。うんうんと納得しか出来ません。

正直この和歌は有名でちょっとシャレていますが、私は「うすゆき物語」は読んだことないんです。古典なんですが、この和歌が大変有名と言うことしか知らないんです。でもこの和歌が大好きです。なんとも好きです。

また人として生きるヒント(人生訓)が隠されていまるように思えます。

もともと思うようには行かないのが人生と言うことです。
不自由が普通と思えると少しぐらいのことは耐えられます。

徳川家康も人生訓で同じようなこと言っています。

じゃ本当に何もせずに時間を過ごしますか?
それじゃつまらないじゃないですか。悪あがきしましょうよ。


この季節になるとどうしても春の名残を偲びます。
親鸞上人が出家の際に詠んだと伝わる和歌があります。

「 明日ありと思う心のあだ桜 夜半(よわ)に嵐の吹かぬものかは 」

桜は散ってしまいました。ゴールデンウィークも済んでしまいました。まだ来年には間に合います。

皆さんそれぞれするべき宿題があるでしょう。
まずは今日から、今から始めることです。明日から、後では心残りがありますよ。

今日を精一杯生きれたら、それで幸せです。

その努力をやった上で「世の中は月にむらくも花に風・・・」ならそういう人生なんです。たまにはいい風も吹きます。月も花もきれいに見えますよ。

やっばり、人は生きているんじゃなくて「生かされている」と実感しますよ。
こころ静かに「感謝」して見て下さい。違った明日が来るはずです。

インテルのCMの用には行くませんよ。