私が子供の頃「スーパーカー」ブームがありました。夢中でカードを集めたものです。
ランボルギーニ カウンタックLP400、ミウラ、イオタ、見たことも無い車に世間がブームの波に乗ったのです。日本に数台しかない車でした。他にもいっぱい車の名前や形を覚えたものです。ポルシェ、BMW(子供の頃はベームーベーなんて呼んでいました)、日本車に無いデザイン・性能と目を見張るものがありました。今でもこの時代の車はデザインが洗練されています。今見てもかっこいい車です。
原油高騰の煽りを受けて、燃費のいい車に移り変わろうとしています。当時から石油の消費年数に限りがあることは知っていましたし、省エネ的な広告は行われていました。
限りあるエネルギーを有効に使い、環境に優しいエネルギーが求められて来ました。
現在の技術により、電気自動車、水素燃料自動車と環境にも考慮した自動車が開発されています。でも、本当の意味でそれらを「芯」にした新しい自動車には欠けているものがあります。
あの子供の頃に抱いていた車に対する「あこがれ」が今の車には欠けているような気がします。いろんなものが便利について使い勝手はよくなったけれど、スーパーカーを見るようなワクワク感がいまいちありません。
スピードに対する憧れではありません。車の性能に対する憧れでもありません。単なる道具としてでなく、もっと温かみのある人間的な「あこがれ」です。食い入るようにカードを眺め、たまたま高速で見かけるスポーツカーにじっと息を凝らして眺めていたあのときの気持ちが懐かしいです。大人になってしまっても「遊びこころ」がまだ胸の中でくすぶります。
環境にも財布にも優しい「スーパーカー」ブーム来ないものかと一人思い描いています。
子供のこころを忘れずもち続けることは難しいです。でも、みんな子供の時があったんです。そんな時間とこころのゆとり必要ですよ。
今ふと子供の頃に振返る、こころのゆとりを持てる事に今日も「感謝」の気持ちです。
今日も最後までブログにお付き合い下さってありがとさんです。