''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

九九(くく)に隠された謎

九九(くく) は小学校2年生の時に学んだと記憶しています。
不思議です。九九(くく)と言いながら、「ににんがし」「にさんがろく」と始めます。

不思議です。でも、昔は「くくはちじゅういち」と始めていたそうです。ですから今でも九九(くく)なのだそうです。インドではもっと大きな数まで九九で覚えるそうです。やっぱりゼロを発明した国は違います。

でも、九九(くく)の九の段には不思議な秘密があります。ご存知ですか?
9×9=81, 9×8=72, 9×7=63, …..9×1=9 よく見ると81にしても72にしても63にしても 2つの数字をたすとすべて9になる です。ご存知でしたか?

中学二年の時発見しました。
数学の先生いわく 「そう、有名よ。知らなかった」
「知りませんでした」がっかりしたのを覚えています。でも9にはもっと不思議があります。
3÷9=0.33333333… ですし、 4÷9=0.44444444… です。電卓でやって見てください。
不思議でしょう。数は深いです。

なぜ、「九十九」という文字を当てるのかというのかというと、本当は、「つくも」と読むのではなく「つつも」というべきものを誤ったもの。「つつも」は、ものの満ち足らないことを言い、百に一満たないから「九十九」とかく。ちなみに「白」の字は「百」から一を減らしたものであるから、九十九髪と書けば白髪という意味になる。(出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』参照)

と書かれています。99歳の誕生日を「白寿」と言うのもそのためです。

でも、99には永遠に続くそんな意味があるように思えます。

茶器の名物に九十九髪(つくもかみ) というのがあります。正式には九十九髪茄子(つくもかみなす)という方が有名かもしれません。室町幕府の三代将軍の足利義満の秘蔵の唐物茶入れといわれ、その後、現在は東京の静嘉堂文庫美術館に保存されています。

その持主の遍歴 

足利義満・義政~山名政豊~珠光~三好宗三~越前朝倉太郎左衛門~越前小袖屋某~松永禅正久秀~信長~秀吉~家康~藤重藤元代々~男爵岩崎弥之助・男爵久弥(三菱財閥)と続きます。

数奇な運命をたどる名器です。幾度となく焼けたり壊されそうになったりとしながら現在まで形を留めています。

一説には、村田珠光がこれを九十九貫文で購入したことから、『伊勢物語』の中に見える
 
「百年(ももとせ)に一(ひと)とせ足らぬ九十九髪 我を恋ふらし俤(おもかげ)にみゆ」

にちなみ、「つくも」と名付けたということになっています。

真実は別にしても、九十九(つくも)と名をつけたことから、現在まで長きにわたって存在したのかも知れません。

江戸時代に百話ものがたりというのがはやります。今でもそんなタイトルの本ありますよね。でも、この時代の話は九十九話で終わりです。なんとも不思議な話です。

何か数にも持って生まれた宿命があるのやも知れません。人にもそれぞれ天命があるように数にも不思議な能力があるのかもしれません。

私のブログも 今日で99話目 です。折しも今日は6月3日、足して 9 です。縁があります。

できるだけいろんな事を書きながら長く続くことを希望します。また、読んで頂ける方があっても話です。読んで下さった方々に感謝が絶えません。ありがとうございました。

明日に100という一つの区切りが来ます。通過点です。でも、あせらず、あわてず、自分のペースでやっていこうと考えています。どうぞ今後ともよろしくお願いします。