''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

我が家の食卓ものがたり 鰯の炊いたん より。

一時の暑さも何処へやら、平均の気温に戻りつつあります。
夜寝ている時が、肌寒いと感じる事もあります。
横ではいつものように、ゆうゆうが凄い寝相で居ります。
風邪をひかないようにと、上に掛けてやります。

朝晩が肌寒いとなると、晩酌タイムに熱燗が欲しくなります。
まだ本格的な寒さはありませんから、ぬる燗でもいいです。
でも、上燗と言えば、間違いないですよね。

「上燗屋 へいへいへいと 逆らわず」の西田當百の川柳が頭に思い浮かびますね。
雑誌サライの燗酒のすすめと言う特集号の雑誌を今でも読み返す事がありますよ。
古いサライの記事を読みなおして、いろいろ物思いにふけりたいです。
大人の雑誌と言う感じが強いです。

古本フェアーでも、綺麗なサライの雑誌が1冊100円程で売られていますので、そうした催し物には、買いつけて来る事もあります。
潤沢な小遣いがあれば、大人買いをしたくなりますね。

それでも、燗酒は大人の嗜みかもしれません。
「冷酒と親の小言は後で効く」と言います。

燗を付けるのも、情緒ある徳利か銚子か、はたまたチロリもいいですね。
通なら鳩燗と言うのも、試してみたい所です。
我が家は、情感のないレンジでチンです。
燗酒は、1合と決まっていますので、それで十二分です。
イメージ 1

先日嫁が鰯の焚いてくれました。
雅な京風に言えば、鰯の炊いたんと言う名称になれば、おばんざい屋さん風になります。
一緒に生姜も焚いていますので、鰯の臭みも少ないです。

少しお酢を加えて焚いていも、生姜の代わりに梅干を入れて焚いていも、臭みも取ります。
私が痛風ですから、内蔵の取り除いたモノを焚いてくれました。
味も甘辛く良く出来ています。
これなら、日本酒の熱燗には合いますよ。

嫁が残った鰯の煮汁は、どうするかと言うので、おからが手に入るなら、おからを作るのが魚の煮汁の使い回しとしては、上級者です。
そこまでは、しないようです。

そう言えば、久しぶりにおからが食べたくなりました。
と言っても、最近の豆腐屋でも、おから玉を見なくなりました。
豆腐屋の前には、うず高く積まれたおからの山は、このご時世見なくなりましたよね。

昔は豆腐屋と言えば、おからいっぱい出たモノですが、最近製造方法では、産廃処理の対策として、出ない製法になっているようです。

豆腐屋と言えば、「豆腐屋さん」と声の掛る講談「徂徠豆腐」の話が思い浮かびます。
私の好きな人情噺ですね。
もちろん、人気のテーマだけに、落語・浪曲でも扱われます。

徂徠と言えば、高名な学者・荻生徂徠ですよね。
柳沢吉保の家来にして、のち500石取りに加増されて講学、政治上の諮問に応えたという御仁です。

また、5代将軍綱吉の知己も得ており、赤穂浪士の打ち入り後、その処遇に対して、持論の「徂徠擬律書」を記し、林大学頭、室鳩巣などが賛美助命論を述べたのに対し、徂徠は一貫して義士切腹論を主張したことでも有名です。

もちろん、時の大老格御側用人柳沢吉保のご意向に逆らわず、荻生徂徠の主張した46人の切腹となったわけです。
これには、武士にも江戸町人も反発の声が多かったと言う訳ですね。

でも、時系列から言えば、この「徂徠豆腐」は成立しません。
あくまでも、作り話ですね。

とは言え、空腹の町学者が、豆腐屋のご厚意で頂いたおからを食って、飢えをしのいで、出世して、その恩を忘れずに、この豆腐屋が大火の被害を受けた時に、すぐさま出入りの大工を派遣して、見舞金を預けて、後に豆腐屋を再建して、礼に報い話は、ちょっとうるうる来ます。

鰯の炊いたんから、影も形もない豆腐のおからの話に、大脱線してしまいましたね。
鰯の焚いたんも、美味いです。
2歳児ゆうゆうも、食べますね。
小骨がありますので、注意も必要です。

子供が魚嫌いにならないように、いろいろと注意が必要です。
我が家でも、ゆうゆうは魚は大好きです。
お肉も最近好きでよく食べてくれます。

最近の保育園の身体検査でも、身長約85センチ、体重約10.5キログラムになりました。
今までの最高記録です。
最近はよく食べますね。
食欲旺盛です。

昨日のラーメンも、どれだけ食べるんかって位に、お替りしました。
インスタントのラーメンでなく、生麺から湯がいて、スープも私が作りました。
茹で麺よりは、生麺のラーメンの方が大好きみたいです。
生の食感の方が、ちゅるちゅる感が好きみたいです。

食べ物は、子供の食べ具合で、美味しさも分かりますよ。
我が家の姫さまは、すぐに「あまい」「からい」などて味の感想を言います。
おいおい、まだ口に入れていないでしょうって言う事も多いです。

でも、美味しければ、「おいちぃねぇ」と言ってくれます。
いっぱい食べて、大きく育って貰いたいです。
ありがたいことです。

日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。