''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

虚偽、それともサバを読む報告でしょうかね。

いやはや、寒さ厳しい京都伏見です。
底冷えする京都の気候です。
寒いです。

全国に渡って寒波のご様子です。
年末年始も寒波の到来という天気予報ですね。

そんな時は、外に出ないで家でゆっくりのしたいです。
仕事納めは、31日の大晦日、仕事始めは、元旦1日よりです。
そう今年はゆっくりと言う言葉がありません。
正月に入ったら、有休も含めて、人並みの連休の正月を頂きます。

ありがたいことです。
晦日まで、正月まで仕事が頂けると感じれば、何の苦もありません。
年の瀬に仕事がないほど辛いものはありません。
正月から仕事探しは、なお更辛いです。

それを思えば、ありがたいと感じます。
ものは考えようです。

先日、鯖の煮付をしました。
赤みその鯖味噌です。
赤味噌が余っていましたので、冷蔵庫の掃除を兼ねてです。
赤味噌は、チョコレートの香りがしますよね。
私だけでしょうかね。
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鯖も青背の魚です。
クセがあります。
それを味噌が、そのクセを封じます。

鯖もそのクセを取る必要があります。
熱湯にくぐらせ、霜降りにします。
こうすることによって、生臭い匂いが防げます。
もとろん、ショウガと日本酒はたっぷり入れて煮ます。

男というと、「肉」・「肉」というように思われますが、魚も大好きです。
焼き魚、煮魚というと、お昼のメニューでも人気です。
特に煮魚は、その店の味が出ます。
お袋の味ですよね。

煮魚で一杯とくれば、この時期、熱燗です。
たまらんです。
昨日は、休肝日でした。
最近寒いので、平日でもアルアルタイムがあります。
しかし、週一では、休肝日を設けるようにしています。

すこし、大人になった気分です。
分別のある年になったのかもしれません。
35歳過ぎから、40歳過ぎくらいから、特に煮魚が好きになりました。
つまり、自分で作って頂く事も、煩わしいと感じませんね。

コツを掴めば、15分もあれば出来ます。
味をしみこませようと思うとダメです。
フランス料理のソースのように、煮魚の身に、赤味噌のソースを付けて頂くように考えると手軽です。

なかなか美味いですよ。
自我自賛、これなら手前味噌ですね。
(ここは笑うところです。ねぇー、とおるちゃん)

35歳から40歳過ぎというと、この時期あれです。
赤穂浪士忠臣蔵です。

大石内蔵助が45歳、片岡源五衛門が37歳、潮田又之丞が35歳、堀部安兵衛が36歳、赤埴源蔵が35歳、早水藤左衛門が40歳、岡嶋、倉橋、菅谷、不破、などなど、上げると中心的な存在になりますね。
この時代の働き盛りですね。

しかし、筆頭家老の大石45歳と、最下位身分の足軽、寺坂が当時38歳と年の差も変わらない中、大事を遂げたことになります。
それぞれの役目を果たした結果の首尾です。

鯖と言えば、魚の中では、鰯と同じく、下魚です。
しかし、王様の鯛にも、旨味では引けを取らないと感じます。
加熱するものでなくても、〆鯖は鯛の造りの旨味にも負けてないと思います。
それを世間が、王様というか、下魚と言うかです。
脂の乗った旨味は、人も同じです。

値段に応じた味わいがあるとは思えません。
価値は、数や量の問題です。
付加的な価値の有無が、値段の違いになっています。

真実の評価とは違いますよね。
鯖と言えば、鯖を読むと言われます。
その数を多かったり、少なかったりして、虚偽の数に言い換えることですね。

吉良の家臣、清水一学、小林平八郎と言えば、繩手の達人ということになっていますが、『大河原文書』によりますと、真実は大変弱かったようです。
少し抵抗して、討ち死にしたようです。
講談なんかのイメージですよね。

実際に強かったのは、山吉新八だと言われています。
彼に居たっても、「敵を2、3人切り伏せた」と述べています。
しかし、赤穂浪士にに死者は出ていません。

鎖帷子を着ていますからね。
用意に、刀では切れません。
ここにも鯖を読んでいたようですね。

仏の世界では、嘘は方便といいます。
よく使われる言葉にも、嘘も方便といいます。
あの方便です。
真実に近づける例えであるとも言えます。

真実に一気に近づくことは出来ません。
まずは、方便という方法に則って、真実の教え「妙法華経」に近づきます。
最後まで聞かないと、真実の教えには辿り着きません。

鯖読む方も、読まれる方も大変です。
何故、討ち入られたのか、本当の真実を知らないまま、主君吉良殿と黄泉へのお供をする羽目になった訳です。
何とも哀れとも言えます。

この世に生まれてきたからには、真実も追究してみたいと思います。
仏の世界への道に誘われて、悟りの道に出会えるのでしょうか、分りません。
しかし、この道を進んでいくと、そこに長安に通じていると信じて歩みを進めます
ありがたいと仏縁に感謝です。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、鯖を読んだような不思議な話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。