京都七条の旅枕より。

今週は、まだまだ寒さが残ります。
今日は、朝方歯医者に行って来ました。
いつも行く整形外科の隣です。

家の近くには、病院が多いです。
歯医者も近くには多くあります。

今日行った歯医者さんは初めてです。
ホテルラウンジを思わせるような革張りのソファーが、4席あるだけの造りです。
常に患者さんでいっぱいです。

突然のトラブルに、仕方なく通院しましたが、なかなか居心地のいい歯医者さんです。
初回の診療にしても、レントゲンを撮って、3000円でお釣りか来るというお手頃価格でしたね。

次回の治療の予約をしようと、カウンターに座ると、17日ほど先が一番近い予約です。
「えー?」って言いましたね。
続けて、その次の予約も取りました。
4月の頭の予定です。

予約だらけです。
次から次へと、10分単位で予約の患者さんが来られます。

最近の歯医者さんは、訳が分からない料金を取られます。
行きたくないですね。
ここなら、納得して通えそうな予感です。
とりあえず、応急処置してもらいました。

先日の日曜日の話です。
そう昨日の「里」の記事のお昼12時近くです。

差し入れがありました。
家に帰ってからと頂いたものですが、ちょっと空腹なので、その場で頂きました。
大好物の酢飯のおにぎりです。

具の入った酢飯に、金糸玉子と刻んだ大葉、それに白うなぎとエビがトッピングされています。
あまりの美味さに、頂いた2つとも一気にその場で完食です。

何か和歌が浮かびました。

「家にあれば　笥（け）に盛る飯（いひ）を草枕　旅にしあれば　椎（しい）の葉に盛る」

万葉集の有馬皇子の歌ですね。
意味は、いつも我が家にいれば、器に盛る食事を，旅に出ているので今は、椎の葉に盛って食しています。
有間皇子作の捕らわれの身となって、紀の国に護送されるとき詠んだとされています。

単に食事のことを歌っているのでなく、自分の身の上に起こった、生か死かの不安な気持ちの中で，椎の葉に乗せた食事を、神にお供えるているような心境なのかもしれません。

ちょっと悲しい歌です。
私の場合には、ハンカチを敷いて写真です。
ハンカチと言うことなかれ、ウェッジウッドとなれば、納得です。
ラップに包んで頂いていますので、写真映りもなかなかです。

草枕と言えば、やはり旅ですよね。
先日は、家族旅行しましたので、もう少し暖かくなれば、スクーターにでも乗って、何処かに行きたくなりますね。

そんな時バックがあればいいでしょう。
大きさには、カメラバックが、あれば便利です。

イタリアの自転車メーカー「Bianchi」(ビアンキ)のカメラバックです。
自転車やバイクにも、肩からかけても、なかなかアクティブな感じがします。
同行カメラマンの、この日がデビューの愛用品です。

カメラに限らず、街中のお供にもしてもよさそうですね。
色合いも春めいています。
是非春のお供に連れて行って下さいよ。

ビアンキと言えば、アウトビアンキです。
アウトビアンキ（Autobianchi ）は、1955年から1992年に存在したイタリアの自動車ブランドです。
この自転車の車部門が発祥です。

今やフィアットの傘下です。
パンダとかのあるメーカーですね。
学生の時、アウトビアンキ・A112アバルトという車が憧れでした。

何とも愛くるしい丸いライトが、キュートでしたからね。
今で、デザインでは名車です。

こんな車が今あれば欲しいです。
懐かしい車の一つです。
その名前を、このバックから思い出しました。

ビアンキと言えば、「チェレステ」という青色がトレードマークですよね。
青空を意味しているようです。

青い空をイメージします。
この日は、大好きな酢飯のおにぎりと里のハンバーグを「空(くう)」して、一日でした。

仏法世界の「空」をイメージします。
この世は仮の「空」です。
嫌なことも辛いことも、仮の「空」です。
もちろん、楽しいことも「空」になります。

この「空」は、縁起とも言えます。
過去世と現世、そして来世と繋がっています。
そこにあるのは、縁(えにし)です。

いい縁もあれば、悪い縁もあります。
悪い縁を切り、いい縁を繋ぐ、それが現世の修行です。

時に、忍辱をしなければなりません。
嫌な出来事も存在します。
でも、大丈夫、観音さまの名を唱え、良縁を繋いでもらいましょう。

観音さまは、この娑婆世界を遊ぶといいます。
あちらこちを、旅されいます。
今日は、どこの草枕をお使いのことでしょうかね。

いいご縁を頂けますように、手を合わせます。
ついでに、心の三毒も廃して、安穏に暮らせますように、お願いします。

今日も明日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、食う(空)寝る遊ぶ話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。