''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

夜桜とお月さまの饗宴より。

昨日も月が綺麗でしたね。
少し霞がかかった柔らかな月でした。
遅い帰宅時間に、桜が満開に咲いていました。

しばし、スクーターを止めて、夜桜を鑑賞です。
もちろん、アルアルタイムはありません。
しらふでの、夜桜です。

電灯の光りに照らされた夜桜、綺麗ですね。
幻想的ないう言葉が似合います。
ちょうど、月も出ていました。
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満月ではありません。
これで、満月なら、西行法師の和歌を思い出します。

「 願わくは花の下にて春死なん そのきさらぎの望月の頃 」

桜の下で、黄泉の世界に出発とは、何とも夢があります。
西行の享年は73才とあります。
この歌は60才代中頃の作と言われているようですね。
ですから、死に臨んで詠まれた辞世の句ではないようです。

如月とは、「2月」、望月とは「15日」と希望通りに近いニアピンの2月16日に死出の旅路に発たれたようです。
2月15日は、お釈迦さまの涅槃されたの日であり、平安時代から涅槃会としてお釈迦さまの遺徳を偲ぶ習慣があったようです。
その日に死出の旅立ちは、いい日の旅立ちとなったのでしょうかね。

♪ 雪解け間近の北に向かい~   いい日旅たち 幸福(しあわせ)を探しに 子供の頃歌った歌を道連れに・・・・

もちろん、山口百恵さんのヒット曲ですよね。
作詞作曲は、谷村新司さんですよね。
JRのCMを思い出すようなイメージです。
どこかに行きたくなりますね。

こんな曲に乗って、あの世に旅立てるなら、幸せかもしれません。
きっと、東北の東関東大震災で、命を落とされた方々にも、絶対に旅立ちたくはなかったでしようが、せめて旅立つ時くらいは、いい思い出を胸にして、行かれたことを念ずるしかありません。
心よりご冥福をお祈ります。

今年の桜は、辛い桜でもあります。
来年も桜を見ると、この大震災のことを思い出します。

今出来ることは、桜見を自粛することでなく、東北を消費することであると思います。
生きている人が一番です。
前に前に進んで行くしかありません。

運良く生かされたと言うよりは、生きることを託された方々ですからね。
辛いこともあります。
それでも、前に進んで来て良かったと言える時が、きっと来ることを祈ります。

私に出来ることは、微力です。
しかし、何か少しでも役立てたらと、いろいろ試みたいです。
ブログでも、いろいろと紹介して行きたいです。
まずは、東北の酒を呑む事くらいは出来ます。

心の三毒を廃し、心穏やかに安穏に暮らしたいです。
ありがたい仏縁をいただけたことに、感謝しています。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、夜桜と月の見える話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。